拷問・処刑・虐殺全書 の商品レビュー
ダスティン・ホフマン主演の「マラソンマン」という映画がある。 同名の小説の映画化作品なのだが、同じ映画を何回か観る ことのある私でもこの作品は1回しか観ていない。 だって、怖いんだもの。何が怖いって、元ナチの歯科医が 主人公のダスティン・ホフマンの歯にドリルを突き立てて 拷問す...
ダスティン・ホフマン主演の「マラソンマン」という映画がある。 同名の小説の映画化作品なのだが、同じ映画を何回か観る ことのある私でもこの作品は1回しか観ていない。 だって、怖いんだもの。何が怖いって、元ナチの歯科医が 主人公のダスティン・ホフマンの歯にドリルを突き立てて 拷問するシーンが怖いのだ。 ドリルのキーーンという音。もう、全身が総毛立ってしまうのだ。 観ているこっちの歯まで痛くなって来る。 プロレタリア作家・小林多喜二のなぶり殺しを語るまでもなく、 人間が人間に対して行う残虐行為を解説したのが本書。 勿論、日本の特高警察の実例も取り上げている。 思いつく限りの拷問の行き着く果ては処刑だったり、虐殺だった りするのだが、同じ種にこんなことをするのって人間だけだよな。 肉体的苦痛だけではない。精神的な苦痛も最大限に利用する。 その昔は公開処刑なんてのもあったっけ。処刑さえも娯楽だった 時代があったんだよね。 これれもかっ!と紹介される実例に背筋が寒くなる。この手の本は 繰り返しは読めないな。 誰もが一皮むけば歯止めの効かない凶暴さを秘めているのだろうか。
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歴史上で実際にあったものの話が中心です。残酷な死体が載っているのでそういうのが苦手な自分は受け付けませんでした……実際の拷問の生々しさは伝わってきます。
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