琉球弧の精神世界 の商品レビュー
高良留美子が、帯にこのようなことを書いている。 「琉球弧をながれる多様で重層的な時間が、 この本には言葉の姿をしてやわらかに、 深みをもって積み重なっている。 そのことばを通じて、現代の亀裂の只中から 琉球弧が発信する未来的な価値の体系が、 くっきりと浮かび上がってくる。 近...
高良留美子が、帯にこのようなことを書いている。 「琉球弧をながれる多様で重層的な時間が、 この本には言葉の姿をしてやわらかに、 深みをもって積み重なっている。 そのことばを通じて、現代の亀裂の只中から 琉球弧が発信する未来的な価値の体系が、 くっきりと浮かび上がってくる。 近代をこえようとする施行で琉球弧の精神世界 をとらえた、画期的論集である。」 この評価は、実に詩的である。 しかし、著者の行動力は、 あらゆるものに興味の目でみつめることによって、 そして、女性として、沖縄人として、 見つめることによって、 あらたな視座を得ようとしている。 御嶽、神女 沖縄の振興計画 逆格差論 アイヌとのつながり・・ 実に多彩である。
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