フルハウス の商品レビュー
「フルハウス」と「も…
「フルハウス」と「もやし」の二本立て。フルハウスの方はちょっと暗くて恐い感じがしました。ある種狂気です。保険は降りたのでしょうか。
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自分の父親が建てた家…
自分の父親が建てた家に当たり前のように住み着いているホームレス一家・・・。読んでいるこちらも、そのホームレス一家に対して何の違和感もなく読めてしまい、とにかく不思議な感じ。
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展開が映像みたいに浮…
展開が映像みたいに浮かんできます。 内容はおもしろいです。 こんなお父さん困ります。
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人に対して自分が感じ…
人に対して自分が感じた嫌悪感を見て見ぬふりしない作家だなぁと思いました。ただ、「フルハウス」は全体的に少し散漫な印象を受けるし、「もやし」も私としては笑いまであと一歩という感じでした。「命」四部作に比べれば、物足りません。
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泉鏡花文学賞、野間文学新人賞を受賞した表題作
泉鏡花文学賞、野間文学新人賞を受賞した表題作。家族を描いた小説は数多くありますが、ここまで……読み終えた後、「家族って何」という問いに答えられなくなる作品は……少ないのでは。
zc
知恵遅れ…性的虐待…。 やっぱり今のご時世だとアウトな感じの雰囲気だよな、柳美里作品て…。 時代の寵児だったんや…。
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すべからくみんなくるっています。 狂気を超絶濃縮した やばさ1000%の作品ですね。 表題作は父親がまず人間として 狂っていらっしゃって その子たちもいろいろ狂っている、というか歪んでいる。 すみ着いたホームレスの子も歪んでいる、 やっぱり両親も… 彼らは狂うべくして狂ったんだとも思っています。 そしてサレ妻の狂気が襲う 「もやし」 もうサレたのに狂って ありもしない事実までも 作ってしまったのだろうね。 でも主人公もうかつだよ。 なぜそこでお見合い相手と つながれて、カネの肩代わりができると 思ったのだろう。 ああいう家ってそういうの 厳しいんだよな…
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父親が、ある日突然「家を建てたから」と娘2人を新居に呼ぶ。新築の家は勝手口からしか入れず、片付いていない。自宅に戻り、再度呼び出されたその家には、全く知らない4人が我が物顔で生活していた…。 日常生活の中に突然発生し、宿主を食い荒らす腫瘍のように広がっていく狂気を描いた2作。笑...
父親が、ある日突然「家を建てたから」と娘2人を新居に呼ぶ。新築の家は勝手口からしか入れず、片付いていない。自宅に戻り、再度呼び出されたその家には、全く知らない4人が我が物顔で生活していた…。 日常生活の中に突然発生し、宿主を食い荒らす腫瘍のように広がっていく狂気を描いた2作。笑いながら侵食していく表題作はなかなかの迫力がある。 問題はもう一本の『もやし』だ。まともな人が一人も出てこない中で、自分だけはまともであるかのような補正のかかった状態で、狂った人たちを眺めるというような作品。テレビショッピングを真似る女、元男性昨日がなかった男、占い師にすべてを任せる母親…。 両作品とも、狂気という意味では素晴らしいのだが、それも作者自身が常識人であるからこそ成り立つわけで、特に『もやし』の方では文章自体が乱れているとしか思えない部分もあり、ちょっと狙ったでしょう?と聞きたくなる出来である。 両方、もう少し長く描いて、狂気を恐怖に転嫁させたほうが良かったのではないかと思われるところが有る。特に『フルハウス』は、文庫300ページくらいで書こうと思えば書けたのではないか?せっかく良いテーマなのに、そこで終わるかというところがもったいなかった。 まあ、あんまり人には奨められない。 あと、帯なかったんだけど、このサムネイルの帯はいただけないな。
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描写はすごく丁寧だし、あらすじを読んだときは面白そうだと思ったけれど生理的な不愉快さを感じた。登場人物の倫理観が全体的に終わってる。嫌いというより無理な小説。
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毒の味がする、 正直なところ妹が来た時に全て終わらせて欲しかった オチが気になる終わり方だった。 オチが気になると思うのが間違いなのかも知れないけれど、姉と父の揺らぎを妹が壊してくれるんじゃないかと最後まで期待してしまった。
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