落語百選(冬) の商品レビュー
落語というと、おじいさんが早口で何かしゃべってるくらいのイメージしかありませんでしたが(^^;、北村薫さんの「私」シリーズを読んだ頃に興味を持ちこの本を読みました。 * * * 本書はセリフが多いので読みやすく、活字なので聞きにくかったところも理解しやすいかと思います。 この冬編...
落語というと、おじいさんが早口で何かしゃべってるくらいのイメージしかありませんでしたが(^^;、北村薫さんの「私」シリーズを読んだ頃に興味を持ちこの本を読みました。 * * * 本書はセリフが多いので読みやすく、活字なので聞きにくかったところも理解しやすいかと思います。 この冬編は「芝浜」が最高です。 怠け者の魚屋が浜で財布を拾うが…。という人情噺で、特におかみさんとの掛け合いに心が温まり 年末になると読み返したくなる名作です。 麻生さんの解説も落語愛があり、時代背景や作品の由来などについても勉強になります。 他にも有名な「千早振る」や「粗忽長屋」、年末年始感のある「薮入り」「初天神」などで江戸の雰囲気が味わえます。 * * * 2022年お読みいただきありがとうございました。 皆さまよいお年をお迎えください。
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江戸落語を集め、それぞれに解説も付いている。 会話形式なので疲れることなく読め、べらんめぇ口調も楽しい。 印象に残ったのは人情話風の「文七元結」、「芝浜」、馬鹿馬鹿しいが自由奔放なノリとリズムが楽しい「弥次郎」、火災の多かった江戸ならではの火消しや火の用心をテーマにした「鼠穴」、...
江戸落語を集め、それぞれに解説も付いている。 会話形式なので疲れることなく読め、べらんめぇ口調も楽しい。 印象に残ったのは人情話風の「文七元結」、「芝浜」、馬鹿馬鹿しいが自由奔放なノリとリズムが楽しい「弥次郎」、火災の多かった江戸ならではの火消しや火の用心をテーマにした「鼠穴」、「二番煎じ」、大晦日の借金清算にちなむ人世諸相を描いた「掛取万歳」など。 中でも、人の命を救う誠実さ、それに打たれた人がとる計らいを語る「文七元結」、雪の降る大晦日、除夜の鐘を聴きながら夫婦差し向かいで、心が通じあうラストが素晴らしい「芝浜」は秀逸。
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落語を読んだのは初めてで時代背景などの知識もなく、少し読みづらくも感じたのですが、どの噺もおもしろかったです。落語を読むのもいいですが、やっぱり、実際に聞いて、見てみたくなりました。 一番印象に残っているのはSF落語の『首提灯』で、落語家さんがどうやって演じるのか気になりました。
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収録されているのは、うどんや、牛ほめ、弥二郎、寝床、火焔太鼓、首提灯、勘定板、鼠穴、二番煎じ、火事息子、按摩の炬燵、大仏餅、文七元結、芝浜、掛取万歳、御慶、かつぎや、千早振る、藪入り、阿武松、初天神、妾馬、雪てん、夢の瀬川、粗忽長屋。
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うどんや、牛ほめ、弥次郎、寝床、火焔太鼓、首提灯、勘定板、鼠穴、二番煎じ、火事息子、按摩の炬燵、大仏餅、文七元結、芝浜、掛取万歳、御慶、かつぎや、千早振る、薮入り、阿武松、初天神、妾馬、雪てん、夢の瀬川、粗忽長屋 さらっと話を楽しむのに丁度良い。実際に聞きにいくと、だいぶイメー...
うどんや、牛ほめ、弥次郎、寝床、火焔太鼓、首提灯、勘定板、鼠穴、二番煎じ、火事息子、按摩の炬燵、大仏餅、文七元結、芝浜、掛取万歳、御慶、かつぎや、千早振る、薮入り、阿武松、初天神、妾馬、雪てん、夢の瀬川、粗忽長屋 さらっと話を楽しむのに丁度良い。実際に聞きにいくと、だいぶイメージが違っていたり、解釈のギャップが面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「阿武松」、「妾馬」、「弥次郎」なんかは初めて読んだ。あんまりあげられて無いようだけども、「妾馬」なんかはサゲは微妙だけども特に兄と家主、兄と殿様の掛け合いが楽しい。動きも色々あって面白くなりそうな話だから誰かやってる映像でもあったら見たいと思う。 百選四冊のうちで最初に読み切っちゃったけども、最後に「粗忽長屋」はいいねえ。解説はどうせなら最初から「なし」でも、良かったかもしれない…。しかし客に不満を残さないように「なかった」ことにするならあれが一番いいのかなあ。 登場人物像って同名でも作品ごとに全く違うものだと思ってたけども、いくつか読んでるとちゃんとイメージってものはあるんだなアとびっくり。与太郎の継母とかは、他の話のイメージまで変わってきちゃいそうで、それが正しいのかしらとも思う所もある、しかし解説者の言うとおり私なりに聴けばいいのでしょう。
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古今東西、語り伝えられてきた古典落語が100話が収録。 春・夏・秋・冬、それぞれの巻に25話ずつの計100話。 寄席で生の落語を聞くのが一番だけど、なかなかその機会がない人にはお薦め。 本書シリーズ4巻で、話の流れや内容を事前に知っておけば、生で落語を聞く際、同じ演目でも落語家...
古今東西、語り伝えられてきた古典落語が100話が収録。 春・夏・秋・冬、それぞれの巻に25話ずつの計100話。 寄席で生の落語を聞くのが一番だけど、なかなかその機会がない人にはお薦め。 本書シリーズ4巻で、話の流れや内容を事前に知っておけば、生で落語を聞く際、同じ演目でも落語家によって、その話方に話運び、オチの付け方などの違いが分かって、より一層落語が愉しめるはず。
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ワンピースのブルックが使う「鼻唄三丁矢筈斬り」はこの巻の「首提灯」に出てくる技です。白井権八の技だそうで。 初天神の子供はクソガキ。ていうか落語に出てくる子供は大抵カツオ的。
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落語というのは基本的にすべて作り話。あまりなじみの無い文化だと思われがちだが、かなり多くの人が何らかの形で見たり聞いたりしている。 だれもが知っている話をいかにおもしろおかしく話せるかが噺家の腕にかかっているのだ。 冬の夜長のお供にどうぞ!
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(うどんや、牛ほめ、弥次郎、 寝床、火焔太鼓、首提灯、勘定板、鼠穴、二番煎じ、火事息子〔ほか〕) 二番煎じ、うどんやが冬なのはわかるけど。
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