セックスはなぜ楽しいか の商品レビュー

ジャレド・ダイアモンド(著者),長谷川寿一(訳者)

2009/10/04

原題は"Why is sex fun? : The evolution of human sexuality (1997)"『なぜセックスは楽しいか？：ヒトのセクシュアリティの進化』
著者Jared Diamond はカリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学科の教授であると同時に、第一線の業績を上げてきた進化生態学者。
本書はヒトのセクシュアリティの進化に焦点を絞り、他の動物と比べ、ヒトの性がどれほど特異であるかを述べ、男女の葛藤、男性が授乳をしない理由、他の哺乳類では見られない女性の排卵の隠蔽や閉経がなぜ生じたのか、男性の養育参加やセックスアピールの謎などが、進化理論を基軸に最新の科学的発見を織り交ぜながら解説されている。

2009/10/04

人間のセックスは動物と全く異なり、1年中、(基本的に)1人の相手と、(大抵)人に見られないところで、快感のために(も)行う。
この習性は、「沢山、確実に、子孫を残したい」という目的に沿っている。

と言った内容を、生物学的・人類学的に解き明かしていく。

まぁまぁ面白いが、同じ作者の『銃・病原菌・鉄』の方がおすすめ。

2009/10/07

別にエロ本ではございません。
生物学的に、なぜヒトには発情期がなく、閉経があって、
繁殖目的ではないのにセックスをするのか？という疑問に
答える本になっております。
そうか、ヒトぐらいなんだな発情期がないのは…とこの本
を読んで気づきました。

2009/10/04

さて、前置きとは一切関係ないですが
ちょっと面白い本を読んだので紹介します。

タイトルだけ読むとどっかの週刊誌みたいですが
ちゃんとした生物学者の人が書かれた本です。

タイトルにはあまり答えていない本だったのですが
結構考えさせられる本だったと思います。

基本的には動物をベンチマークとして
人間がどれだけ動物と異なっているのか書いてあります。

なぜ、一夫一妻性なのかなどそこまで
考えた事がなかったので、良い機会だったんじゃないかなと思います。

生活のベースとなっているところを
なんでだろうと改めて考えられる一冊。