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アメリカン・キルト の商品レビュー

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2011/02/14

KiKi はね、昔から新しいことに取り組み始めると、その関連の本を読み漁る傾向があります。  20代の頃、着付けを習い始めたばかりの頃は「着物」関連の本・雑誌のみならず「江戸文様事典」とか「織物関係の本」「染物関係の本」と読み漁ったものでした。  おかげで今でもたとえば「青海波」...

KiKi はね、昔から新しいことに取り組み始めると、その関連の本を読み漁る傾向があります。  20代の頃、着付けを習い始めたばかりの頃は「着物」関連の本・雑誌のみならず「江戸文様事典」とか「織物関係の本」「染物関係の本」と読み漁ったものでした。  おかげで今でもたとえば「青海波」という文様に昔の人が込めた想いは・・・・みたいなことをうすぼんやりと覚えていたりします。  ま、そんなこともあり、今年に入ってパッチワークを始めるに当たり、「キルトとは・・・・」的な読み物を探していました。  もちろん「キルトジャパン」とか「パッチワーク教室」な~んていう雑誌も購入して眺めてはいるんだけど、ああいう雑誌ってどちらかというと作品に重きが置かれているので、KiKi が考える「関連の読み物」というカテゴリーにはちょっと入らないんですよね。 で、この本。  上記 Amazon からの転載文にもあるように、日本にキルトを紹介された草分け的存在(?)の小林恵さんの書かれたエッセイ集です。  もっとも、このエッセイそのものも創成期の「キルトジャパン」への投稿記事を再編集したものらしいんですけどね。  元々は帽子職人だった著者が単身アメリカに渡り、キルトに出会い、キルト作家(と言えどもそれで食べている人よりも、他に職を持ちながらキルトを作り続けている人)とのふれあい等々が書かれています。  社会的発言権を持たなかった時代のアメリカ女性が、ある種のメッセージボードとしてキルトに想いを込めた話だとか、開拓時代の女性たちが実用目的のみならず、相互助け合いの1つのきっかけとしてキルトをみんなで作っていた話(フレンドシップ・キルトの初期形でしょうか?)だとか、居住区の教会で行われる様々な催し物や福祉活動のいわゆる資金作りのためのキルト作成の話だとか、単なる手慰み以上のものであったキルトの歴史を知ることができたのはとても勉強になりました。 (全文はブログにて)

Posted byブクログ