をんな紋 の商品レビュー

玉岡かおる(著者)

2014/09/17

をんな紋3部作、読み終えました。
明治の終わりに生まれはった柚喜さんのおはなし。
『お家』大事の人としてすごさはって、
でもそれって悪いことでもなかったんやろうに、
我慢あきらめが悪い方へと流れてゆく。
小爆発をしていきはったらよかったのに、と思うのは昭和の中頃生まれの私やからなんやろうか。
いや、この人やったからやんなぁ。

時の流れって人も変えていくんやねぇ。
ついて行かれへん人はこないな目に遭うんかなぁ。
柚喜さんが悪かったわけではないと思うんよ。
そんな風におかあはんもおばあさんも生きてきはったんやろうし、時代が悪かった。

時代を見て人を見て生きてゆく･･･か。
『幸せになる』を考えて････

2013/01/29

「をんな紋」3巻（三部作）。肩肘をはりがむしゃらに前を目指して、家に尽くしてきた柚喜だが、、、。現代っ子の作家玉岡 かおるさんの、過去への壮大な旅十分に堪能しました。亡き父母が一生懸命生きた時代を、少しは知ることが出来たと思います。物語の中の氷菜さんの、生き様はその時代の背景があると思います。