女優志願 の商品レビュー

忍足亜希子(著者)

2018/08/03

懐かしい名前を本棚に見つけたので手に取りました。
著者が出演した映画『アイラブユー』は、公開当時に見ました。
ろうという特殊な境遇に有りながら、その表情を含めた表現力豊かな演技に、普通の映画と同様に見ることが出来ました。
その女優忍足亜希子さんのエッセイ。
映画の忍足さんは、実に普通の女優でありましたが、実際の忍足さんは、その生活の上では、ろうとして様々な困難を過ごしてこられたはずです。
それを、こうしてエッセイを通じで知ることが出来るのは、ファンならちょっとうれしいことでしょう。
ろうが「きわめて難しい存在」というのが、はやく払拭されて行くと良いですね。
先日見た最近の映画（『ベイビードライバー』）では、ろうの家族との関係は、ちょっとした特徴でしかなく。
むしろ、その関係がとてもクールに描かれていました。
そう、それは日常のことのように描かれていて、当たり前の事なのです。
そんな、ろうの姿の基本は、私の場合、忍足亜希子さんでした。

2009/10/04

よく見る人なので　とりあえず　生い立ちから追ってみる事にして決めた本ですが
どうも　誰が主体になって書いてあるのかわかりづらい書き方でありますが
最後にどうやら本人が書いてあるようだとわかる構図で
もしかしたら　耳が聞こえない人の感覚で文章を作成するという
言葉の理解について　うまくいえないが
最初から言葉に対する認識の違いというものをちょっと考えました。

日本語であって日本語ではない手話
世界に通じるものである手話は　もっともっと使用されるべきだと思うので
今日からサークル見学の旅を始める私には石杖になったかなあと思えます。