郷愁のモロッコ の商品レビュー
【G1000/27冊目】日本にヒッピー(ここで言うのは麻薬常習者ではなく浮浪者的な)文化が無いことがこの作品の理解を深められない一端なのかと思ってしまうぐらい、この母親の行動原理が理解できない。多分こうやって異国の地でフラフラとなすがままにその日暮らしをすることが一種の文化でもあ...
【G1000/27冊目】日本にヒッピー(ここで言うのは麻薬常習者ではなく浮浪者的な)文化が無いことがこの作品の理解を深められない一端なのかと思ってしまうぐらい、この母親の行動原理が理解できない。多分こうやって異国の地でフラフラとなすがままにその日暮らしをすることが一種の文化でもあり、この時代の憧れなのだろうと解釈する。5歳の「あたし」が一人称である作品だが、5歳の視点にしては随分大人びているように感じる。自伝的でありながらノンフィクションであろうこの作品、正直面白いという印象は抱かなかった。
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作者の生い立ちを反映した自伝的な小説。 母親の恋と、モロッコでの不思議な体験を5歳の娘の目を通して描く。作者は、フロイトの曾孫。
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