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こんな体、大きらい! の商品レビュー

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2022/05/21

9歳で過食嘔吐が始まり、15歳で拒食症になったマーリャの壮絶な手記。体重24kgまで落ち、余命1週間と宣告されるところでこの本は終わっている。マーリャはあとがきで摂食障害は治らないと書いてる通り、この本が出版された当時も再発して入院していたらしい。本書では摂食障害のはっきとした原...

9歳で過食嘔吐が始まり、15歳で拒食症になったマーリャの壮絶な手記。体重24kgまで落ち、余命1週間と宣告されるところでこの本は終わっている。マーリャはあとがきで摂食障害は治らないと書いてる通り、この本が出版された当時も再発して入院していたらしい。本書では摂食障害のはっきとした原因は書かれてない。彼女を取り巻く環境や彼女自身の性質など、あらゆることが複雑に絡み合っての要因なのだろう。読んでいて、彼女程の深刻な摂食障害ではなかったけれど、過去に同じ障害を抱えていた私としては共感できるところが多く、拒食症時代の異様な万能感、物事への熱中と熱狂を思い出してしまい、ふとその頃の自分へと引っ張られそうになってしまった。マーリャは現在、どうしているのか、気にかかる。

Posted byブクログ

2010/10/05

ためになるというよりは、「実感できる」タイプの本です。 どうやったら治るとかではなく、泥沼に自ら進んで入っていく感じを体感できるというか…摂食障害に独特の感覚やつらさが、なまなましく描かれています。 街で、拒食症かな?という女性を見かけると、この本を思い出します。彼女はあの地獄を...

ためになるというよりは、「実感できる」タイプの本です。 どうやったら治るとかではなく、泥沼に自ら進んで入っていく感じを体感できるというか…摂食障害に独特の感覚やつらさが、なまなましく描かれています。 街で、拒食症かな?という女性を見かけると、この本を思い出します。彼女はあの地獄を生きているのかな、と。 原題:「Wasted」。

Posted byブクログ