依存と虐待 の商品レビュー

斎藤学(編者)

2014/09/08

読みやすく、一気に読めた。

アルコール・薬物・ギャンブル当依存症の当事者たちの体験談と、依存者と共依存者で構成される家庭に育った女性達の証言が生々しい。

ただ専門家たちの意見と上記が章は異なるもののずらずらとつながっているため、論点がぼやけている気がする。
また共依存者からの視点に欠けている。

虐待が世代間で受け継がれるのかどうかははっきりとは分からないが、適切な支援によって確実に減らすことはできる。
自分がされたことを子供にしないことが一番の親孝行、という一言が重い。