ミクロの決死圏2(上) の商品レビュー
ソ連で開発中の物体ミ…
ソ連で開発中の物体ミクロ化実験に参加して脳のなかへ入れというのだ。モリスンは実験への協力を断わるが…巨匠アシモフの話題作。
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「からっきし度胸がない人間で、ぐずというか、いくじなしというか、学問以外ではまったく無能」 米国公安ロダーノに酷評されたモリスン。疑い深く「アメリカ人特有のかんしゃく」を起こし、気絶さえする彼が、ついにミクロの旅に出るまで上巻の大半を費やしている。人はこのぐらい強情に、切り返し豊...
「からっきし度胸がない人間で、ぐずというか、いくじなしというか、学問以外ではまったく無能」 米国公安ロダーノに酷評されたモリスン。疑い深く「アメリカ人特有のかんしゃく」を起こし、気絶さえする彼が、ついにミクロの旅に出るまで上巻の大半を費やしている。人はこのぐらい強情に、切り返し豊かにすったもんだできるもんだと勉強になる。 その彼がやる気になるまでの会話や内心の描写が豊か、アシモフさんの心理戦は面白い。 一緒に旅する4人のキャラも濃い。 要所要所で繰り出されるデジニョーフ「おやじの口癖だが――」に続く話がユーモア満点、癖になる。
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アシモフらしく安定した面白さ 表紙 6点木嶋 俊 朝倉 久志訳 展開 6点1987年著作 文章 7点 内容 640点 合計 659点
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まずは上々の滑り出し。読み始めたらあっという間に時間が過ぎる。下巻が楽しみになる。 登場人物のロシア人の名前が馴染みなくて覚えるのに時間がかかった。 古いほうの話も個人的には好きだったが、こちらも面白い。
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翻訳の題名だけではなくて、ちゃっと原題も前と同じだったのですね。 でも、これ作品、原題と訳題が、ちょっとかけはなれすぎてないかい? 米ソの対立がなくなってしまった現在ですが、やっぱりおもしろいですね。
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