離散情報処理とオートマトン の商品レビュー
[ 内容 ] コンピュータが行っていることは、一言で言って「離散情報処理」即ち「ディジタル情報処理」である。 情報をディジタルで表現し処理することによって、アナログの場合と比較して、その効率を高め、より信頼性、忠実性を確保することができる。 本書はこの離散情報処理の基礎的考え方を...
[ 内容 ] コンピュータが行っていることは、一言で言って「離散情報処理」即ち「ディジタル情報処理」である。 情報をディジタルで表現し処理することによって、アナログの場合と比較して、その効率を高め、より信頼性、忠実性を確保することができる。 本書はこの離散情報処理の基礎的考え方を、情報処理装置としての「オートマトン」という見方から解説したものである。 全体を通して(とくに最初の段階では)具体例を多数示して、読者の理解を助けるようにした。 [ 目次 ] 1. オートマトンとは何か 1.1 離散情報処理 1.2 変換機としてのオートマトン 1.3 アルゴリズムを表現するオートマトン 1.4 受理機としてのオートマトン 1.5 テープ上で計算するオートマトン 1.6 オートマトンの分類 1.7 演習問題 2. 集合・記号・関係・関数 2.1 集合の表現とその演算 2.2 記号、記号列とその集合 2.3 関係 2.4 同値関係 2.5 順序関係 2.6 関係の閉包 2.7 関数とグラフ 2.8 演習問題 3. 順序機械 3.1 順序機械とその表現 3.2 順序機械の準同型と最小状態順序機械 3.3 順序機械の演算 3.4 ミーリー型とムーア型 3.5 一般化順序機械 3.6 演習問題 4. 有限オートマトン 4.1 有限オートマトンの定義 4.2 オートマトンの状態 4.3 有限オートマトンの準同型と最小状態オートマトン 4.4 演習問題 5. 非決定性オートマトン 5.1 非決定性有限オートマトン 5.2 部分集合構成法 5.3 空動作付非決定性有限オートマトン 5.4 和、連接、スター演算での閉包性 5.5 演習問題 6. 正規表現と言語の微分 6.1 正規表現とそれが表す言語 6.2 正規表現から有限オートマトンへ 6.3 有限オートマトンから正規表現へ 6.4 言語の微分と言語の受理機 6.5 演習問題 7. 状態数の最小化 7.1 同値な状態 7.2 順序機械の状態数最小化 7.3 Nerodeの定理と非正規言語 7.4 有限オートマトンの状態数の最小化 7.5 πρ法による有限オートマトンの状態数最小化 7.6 演習問題 8. チューリング機械 8.1 チューリング機械 8.2 万能チューリング機械 8.3 チューリング機械の停止問題とその決定不能性 8.4 受理機としてのチューリング機械とその部分クラス 8.5 演習問題 9. セル構造オートマトン 9.1 セル構造オートマトンの定義とシミュレーション 9.2 一次元セル構造オートマトンの計算能力 9.3 セル構造オートマトンにおける誤り検出と誤り訂正 9.4 演習問題 10. オートマトンネットワーク 10.1 ニューラルネットワークとそのエネルギー関数 10.2 論理回路網 10.3 論理回路網間の関係 10.4 演習問題 11. 演習問題の解答と解説 12. 参考文献 13. 索 引 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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