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西の善き魔女(3) の商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

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アデイルとともに王宮…

アデイルとともに王宮に上がることになったフィリエル。華やかな世界へデビューしきらびやかな毎日を送る。そして悩み苦しむルーンはフィリエルを守るためにも、そして自分自身のために哀しい決断をする事になる。ずっと一緒だと思ってきた二人の別離の巻である。

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なんと痛ましい巻でし…

なんと痛ましい巻でしょう。亡くして気付く、大切なもの、って感じで悲壮感漂いまくりです。ルーンの今後の身のおき方にしても不安を煽る部分が多く、フィリエルの心の痛みが伝わってきます。

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フィリエルはアデイル…

フィリエルはアデイルとともに、ハイラグリオン王宮へとのぼることになる。夜毎に華やかな宴が開かれ、人々は笑いさざめき合うが、その裏に潜む陰謀はどこまでも深く暗い。ルーンは、フィリエルが王宮に来たこと自体が間違いだったと言う。そしてついに、二人に決定的な別れが訪れる―。「きみのそばい...

フィリエルはアデイルとともに、ハイラグリオン王宮へとのぼることになる。夜毎に華やかな宴が開かれ、人々は笑いさざめき合うが、その裏に潜む陰謀はどこまでも深く暗い。ルーンは、フィリエルが王宮に来たこと自体が間違いだったと言う。そしてついに、二人に決定的な別れが訪れる―。「きみのそばいにいたかったよ」ルーンの一言が切ないです。

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2014/10/11

西魔女3巻目。一気に物語が動き出しました。 ルーンとフィリエルが見事に正反対で苦笑ものです。 二人のとる行動の片鱗は1巻で既に出てましたが、 大切だから自分から離そうとするルーンと、 大切だから側にいようとするフィリエル。 次巻以降では、どう動くかな? ロウランド兄妹の行方とと...

西魔女3巻目。一気に物語が動き出しました。 ルーンとフィリエルが見事に正反対で苦笑ものです。 二人のとる行動の片鱗は1巻で既に出てましたが、 大切だから自分から離そうとするルーンと、 大切だから側にいようとするフィリエル。 次巻以降では、どう動くかな? ロウランド兄妹の行方とともに、楽しみであります。 しかしながら裏表の激しそうな大人が多い中、 メリング医師はほっとしますねぇ。

Posted byブクログ

2012/08/16

二作目とはまた打って変わって、今回は王宮編。外伝を除けば全五巻の本作。ぐんと核心に迫ってきた感があります。 王宮ですから勿論栄華を極める描写ではありますが、いやはやしかし華やかさで言えば学園編の方が勝るやも知れません。王宮と言うところはそれだけ“現実的”な場所のようです。どこか...

二作目とはまた打って変わって、今回は王宮編。外伝を除けば全五巻の本作。ぐんと核心に迫ってきた感があります。 王宮ですから勿論栄華を極める描写ではありますが、いやはやしかし華やかさで言えば学園編の方が勝るやも知れません。王宮と言うところはそれだけ“現実的”な場所のようです。どこか雑然殺伐としているのですね。 公式の場と言うものはそんなものなのかも知れません。 前作までのようなついニヤニヤしてしまうような気楽なムードは薄れ、ストーリーもシリアスになってきます。荻原先生の本領発揮とも思える深み、重厚感が漂ってきました。 登場人物たちのキラキラ眩しいような大活劇は見られないにせよ、じりじりとした心理戦だったり、ゾッとするような謀略だったり、やはり核心に迫ってきます。 全五巻の真ん中に当たる本作は起承転結の転、序破急の破になるのでしょうから、“ハッピー”とはいきません。しかしどん底では終わらせず、前向きに持ち直してくれるので、早く次の巻を!となります。 静の描写も多く、やるせない巻ではありますが、必要不可欠な巻でもあります。 あとは完結に向けスピードを増していくはず。 それが淋しくもありますが、読むのをやめられない私でした。

Posted byブクログ

2012/04/01

恋の醍醐味であるすれ違い。 この巻では、普段からすれ違っている主人公とその幼馴染がもっとすれ違う巻であると感じた。 すれ違いの恋が好きな私にとっては、嬉しい展開ではあったけど、主人公の揺れの多さが少しイライラしたかな。

Posted byブクログ

2015/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 いよいよ、物語が佳境になってきた気がする、「3巻」。  いやまぁ、佳境というよりもむしろ、フィリエルが本領を発揮し始めただけのような気がしますが(苦笑)  やっぱ、こういう物語の、一番面白いところは、主人公が一筋縄ではいかない、普通のお姫様を目指すような女の子じゃない所に、あるんですよね!  素敵!  これでこそ、フィリエルです♪  にしても、フィリエルは意外とあっさりルーンのことが好きだってことを認めちゃって。  あっさりユーシスを振っちゃうんだね……なんて、もったいない(ぇ)。  でもまぁ、気持ちに素直じゃないフィリエルはフィリエルじゃないんですもんね!  しょうがないのかなぁ……と、思います。  ただ、ルーンはついに消えてしまいました。  恋や愛には障害がつきものだけど。  これはちょっと、悲しい……。  次を楽しみにしてます♪

Posted byブクログ

2011/04/03

「そんなことないわ。わたくしは、ルーンがいないとだめなの。もしも世界のあらゆるものが、わたくしとルーンを引き離す方向に動くとしても、まちがっているのは世界のほうなのよ。そう信じることができるのが、第恋愛じゃなくて?」 自分の気持ちに気づくフィルエル。 にしても、いったいこれはど...

「そんなことないわ。わたくしは、ルーンがいないとだめなの。もしも世界のあらゆるものが、わたくしとルーンを引き離す方向に動くとしても、まちがっているのは世界のほうなのよ。そう信じることができるのが、第恋愛じゃなくて?」 自分の気持ちに気づくフィルエル。 にしても、いったいこれはどんなふうに物語が収束に向かうんだろうとドキドキしてしまう展開に・・・! 単純に、優しくキラキラしたファンタジーじゃなくって、本当に黒くてあざといといった悪の部分もちゃんと描かれているのが、とても、好きだ。 家の思惑だとか、個人の画策だとか、そういう部分があからさまになっていて、読んでいて、返って安心出来るようでもある。 私は密かにアデイルが好きで、彼女の突拍子のないお嬢様っぷりがこれからも変わることなく磨きをかけていく様子が読めるのが楽しみだったりもする。 フィリエルよりも、どちらかというとアデイルに共感できるからかな。 なにはともあれ、次が楽しみ。 【3/16読了・初読・市立図書館】

Posted byブクログ

2013/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1番好きな巻。 表紙の世界観が独特で、好き。中表紙も、牛島さんお得意の「キャラを描くのではなく、場面を描く」絵で、作品の世界を膨らませていた。 ルーンがフィリエルのもとを去る場面が美しくて何回も読み返した。 挿絵も劇的で大好きだった。 上田敏「海潮音」、こんな美しい詩があるんだと初めて知った。 そのあと、ふさぎこんでもルーンへの想いを自覚して自分の力で立ち上がるフィリエルが強くてかわいかった。 続きが気になって身がよじれる思いだった。

Posted byブクログ

2009/10/04

すいません、一番好きなシーンは、フィリエルが変態公爵に襲われるところです。笑。・・・なんだかコメント読んでくと私がルーン嫌いみたいに思えるかもしれないですが、もちろんそんなことあるわけがありません。一番はちゃんとルーンなんです、これでも。

Posted byブクログ