密告 の商品レビュー
密告の過去を持つ警察官がまた密告を疑われて俺じゃないよと奔走する話。 長い。無駄に長すぎる。後味もあまりよくない話。
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相変わらず下調べがしっかりとしているから話の土台がガッチリしている。内容的には若干無茶な展開があるがそれをフォローして余りある土台があるからこの人の作品は面白い。ただ結論に行き着くまでがまどろっこしいのと恋愛をちょっと強引に入れたかな的部分にファーストフード的軽さを抱いてしまった...
相変わらず下調べがしっかりとしているから話の土台がガッチリしている。内容的には若干無茶な展開があるがそれをフォローして余りある土台があるからこの人の作品は面白い。ただ結論に行き着くまでがまどろっこしいのと恋愛をちょっと強引に入れたかな的部分にファーストフード的軽さを抱いてしまった。
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ピストル競技でオリンピックを目指していた7年前。嫉妬と妬みからライバルを密告した警察官萱野。自分もまた挫折する。そして今またいわれのない密告の疑いをかけられる。その容疑を晴らすために警察内部を探るうちに天下り、贈収賄が渦巻く中に飲み込まれていく。 女も男もかつての上司も哀しく暗...
ピストル競技でオリンピックを目指していた7年前。嫉妬と妬みからライバルを密告した警察官萱野。自分もまた挫折する。そして今またいわれのない密告の疑いをかけられる。その容疑を晴らすために警察内部を探るうちに天下り、贈収賄が渦巻く中に飲み込まれていく。 女も男もかつての上司も哀しく暗い結果になる。唯一信頼していた上司も自らの保身を考えた黒幕だったし。 気になると言えば、閑職の人のはずなのに、結構捜査がうまくて頭がよい。警察内部の汚職は許せないという正義に満ちていたりして、7年前の人物とは違い過ぎるような気もした。
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いつも思う。 なんで真保さんの小説の主人公の男の人たちは、こんなにも強いんだろう。 ホワイトアウトも 「ダム職員がダムと人質を守るためにテロリストとひとりだけで戦う」 という一見突拍子もない設定なのに 主人公の、自分の過去の過ちを辛いながらも認め、償い 立ち向かう強さと 緻密な...
いつも思う。 なんで真保さんの小説の主人公の男の人たちは、こんなにも強いんだろう。 ホワイトアウトも 「ダム職員がダムと人質を守るためにテロリストとひとりだけで戦う」 という一見突拍子もない設定なのに 主人公の、自分の過去の過ちを辛いながらも認め、償い 立ち向かう強さと 緻密な文章に引き込まれてしまった。 この小説の主人公の萱野さんも、とっても強かった。 ネタバレ。 人に胸倉を捕まれたり、唾を吐きかけられたり殴られたりして、 冷静でいられるものだろうか? 誰にも助けも求めず? パイプ椅子に座って雑巾で引き出しを拭くくらいなら私にもできるけれど、 逮捕状をとられて脱走劇を繰り広げる勇気ってあるだろうか。 いくら無実の罪とは言え。 窓から飛び降りて。 男たちに囲まれて殺されそうになって、泣き叫ぶんじゃなくて 110番通報をするために、縛られている体を目一杯使って動くなんて。 出来るか? 普通。 でも、ありえない!と一笑に付すには、余りにリアル。 ただ、今回個人的に初めて、密告者が誰かというのが大分早くに分かってしまった。 広永さんがもっと大活躍してくれるのかなーと思ったので、その点は残念。 そして、現実にこんなことがあっても、結局は揉み消されちゃう危険性がある気がしてしまう。 広永さんがいくら頑張っても、萱野さんが命をかけても、駄目かもしれない。 そういう世界ってあるんだよなあ、と。 萱野さんが助かって本当に良かったけれど、矢木沢さんは死んでしまったし。 でも、夢はあるっていう終わり方が好きだ。
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過去に密告をしてしまった主人公がまた同じ人を密告したのでは、という疑惑をもたれてしまう話。主人公が過去に一度密告をしているというのもそうだけど、ヤクザに脅されて暴力を振るわれそうになるときに「助けてくれ!」とか叫んじゃうところとか、ハードボイルドの反対の主人公がちょっと嫌だったな...
過去に密告をしてしまった主人公がまた同じ人を密告したのでは、という疑惑をもたれてしまう話。主人公が過去に一度密告をしているというのもそうだけど、ヤクザに脅されて暴力を振るわれそうになるときに「助けてくれ!」とか叫んじゃうところとか、ハードボイルドの反対の主人公がちょっと嫌だったなぁ。確かに人間くさくはあるんだけどね。
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途中、この人ホントはわるいひとなんじゃあ・・?と思ってしまった。狙ったのか勝手に思ちゃっただけかは不明だけど、そう思えたのは良かった。 4/22読
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なんか・・真保さんにしては読後感がよくないこと、よくないこと・・やりきれない感じ。よく書き込まれてはいるんだけど、いまひとつ入り込めない作品ではありました。
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