超電導はおもしろい! の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
コンバトラーVもボルテス5も出てきませんw 冒頭は1986年の酸化物高音超電導体の発見から。マイナス240度で「高温」と言われる世界はピンと来ないが、理科の実験で「錆びた釘は電気を通さない」ってやったの思い出した。ふーん、酸化物でもうんと冷やすと電気通るんだ…って、酸化物が半導体になるって話を最近読んだわ。 前半の超電導の仕組みについての話は、量子力学まで出て来て中々素人には難解だが、4章以降、日本での超電導の研究の歴史を丁寧に振り返る。不要不急の研究とされた戦時中を挟んでも尚、ヘリウム液化に情熱を注ぎ続けた研究者の皆様へ素直に感動できる。低温研究のメッカが国内では東北大学だったのも知らんかった。 一つ気に入らないのは、常温核融合を資源の心配なくエネルギー確保できる手段として手放しに評価してるとこ。執筆当時の1980年代って、まだ地球温暖化は問題になってなかったけか?
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