脱常識の部落問題 の商品レビュー

朝治武(編者),灘本昌久(編者),畑中敏之(編者)

2015/01/24

「弱者性」＝「資源」って、そんなこと言われてもね。しかし、ここまで書いておいて、「こうした状況は、人権の軽視されている時代より遥かに前進」とexcuseしているところが笑える。
ここまで書くなら、もう何もexcuseすんな、と。潔くやってくれ、と。

2009/10/07

5月20日読了。いろいろな人の、部落問題に関する雑多な論文･所感を集めた本。部落差別も問題には、歴史的･心理的･物理的な観点のみならず、部落内･部落外においても違う観点で見る必要があると理解した。福沢諭吉の福翁自伝においてさえも、えたへの差別的言動が見られるとは。時代と共に常識は変わりゆくもので、またいかに優れた人物であっても時代の影響を受けずにモノを考えることは出来ないものだ、ということか。