敵対水域 の商品レビュー
1986年10月。 大西洋のバミューダ沖で起きた旧ソ連海軍北洋艦隊の原子力潜水艦K-219の沈没事件に基づくノンフィクション。 レーガン=ゴルバチョフ首脳会談のわずか1週間前。 それにしても米攻撃型原潜も無茶しよる。
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結構前から気になってた本書。前評判は良かったので期待してたが期待通りのすばらしい本だった。この話を面白いと表現してよいのか疑問だが面白い。たった一人誰に命令されるでもなくただ一人稼働中の原子炉に行く水兵。党の命令に背き乗員の命を守るために動く指揮官。どの軍人もすばらしい働きを見せ...
結構前から気になってた本書。前評判は良かったので期待してたが期待通りのすばらしい本だった。この話を面白いと表現してよいのか疑問だが面白い。たった一人誰に命令されるでもなくただ一人稼働中の原子炉に行く水兵。党の命令に背き乗員の命を守るために動く指揮官。どの軍人もすばらしい働きを見せる。アメリカ海軍の艦長も職務にまい進するが故の行動。当時はみな狂っていたのだろう。その中で正気であろうとしたK-219の乗員たち。ノンフィクションの中でもすばらしい本であった。
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