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絶対音感 の商品レビュー

3.7

23件のお客様レビュー

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2018/02/09

私自身絶対音感を持っているので、どういう仕組みなのかしりたくて読みました。 特に訓練したわけでもなく、好きなように歌い、弾き、まねしているうちに身についた力なのですが、この本を読んで絶対音感があるために辛いこともあるということに気づきました。なるほどそれでだったのか、と今まで謎だ...

私自身絶対音感を持っているので、どういう仕組みなのかしりたくて読みました。 特に訓練したわけでもなく、好きなように歌い、弾き、まねしているうちに身についた力なのですが、この本を読んで絶対音感があるために辛いこともあるということに気づきました。なるほどそれでだったのか、と今まで謎だったことも解明されて気分爽やかです。

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2017/11/09

・11/4 読了.なるほど、絶対音感と相対音感とがあって、さらに周波数まで識別できるらしい.確かに少しの周波数の違いだけで違和感が出るようだとかえって支障があるよね.転調を読み替えないといけないようだとむしろ足枷になりそう.生まれつきでなく訓練でも身に着くなら悪くはないだろうけど...

・11/4 読了.なるほど、絶対音感と相対音感とがあって、さらに周波数まで識別できるらしい.確かに少しの周波数の違いだけで違和感が出るようだとかえって支障があるよね.転調を読み替えないといけないようだとむしろ足枷になりそう.生まれつきでなく訓練でも身に着くなら悪くはないだろうけど.でもそういう能力なら歳とともに衰えることもあるんだろうね.

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2017/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

音楽家に不可欠の素養とも言われる絶対音感。しかし、著者が丹念にリサーチした結果から言えば、必ずしもそうではなく、有利な面と不利な面とがあるということだ。この不可思議なる感覚を音楽家らへの広範囲にわたるリサーチから読み解く。著者らしい丹念な取材に感服できる良書である。1998年刊行。

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2014/05/30

絶対音感を持つ人を取材したドキュメント。絶対音感にも程度があること、一流の交響楽団で活躍する人が全員絶対音感を持っているわけではないこと、絶対音感が音楽活動の妨げとなった例、交響楽団によって基準音が数ヘルツ異なる、など興味深い内容が多かった。

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2013/11/28

貪るように読んでしまいました。 構成も良いし、音楽の面だけに偏らず、科学の面だけに傾くこともなく。同じ音楽を生業とする者としては、音楽家のコメントにいちいち感動しました。 絶対という名前がついているのに、その定義に幅がある絶対音感。それはなんなのか。どういった仕組みなのか。何故手...

貪るように読んでしまいました。 構成も良いし、音楽の面だけに偏らず、科学の面だけに傾くこともなく。同じ音楽を生業とする者としては、音楽家のコメントにいちいち感動しました。 絶対という名前がついているのに、その定義に幅がある絶対音感。それはなんなのか。どういった仕組みなのか。何故手に入れることができるのか。それがあると、どうなるのか。絶対音感を保有する=音楽の才能があるという簡単な図式なのか。 そういった問いに、丁寧に向き合っていく筆者のパワーを感じます。 最終章の五嶋家の話は、グイグイと引き込まれました。 音楽とは、業の深いものですね。本当に。

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2019/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(2001.05.26読了)(2001.05.02購入) (「BOOK」データベースより)amazon 小鳥の囀りも救急車のサイレンも「ドレミ」で聴こえる。でたらめに叩いたピアノの、鳴っている音が全部わかる。ポップスを聞いていても歌詞が頭に入らない。和音が鳴ると目の前に特定の色が浮かぶ。戦時中、爆撃機の機種や高度を当てる訓練があった。作家パステルナークはそれがないために音楽家を諦めた。日本人にはその能力をもった人が非常に多い、「絶対音感」の正体とは何なのか…。第4回「週刊ポスト」「SAPIO」21世紀国際ノンフィクション大賞受賞。

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2012/02/09

一昔前に結構話題になった本で、長く「読みたいな」と思ってたところ、図書館に文庫があったので借りてみた。 感想は・・・、ちょっと期待してたのと方向が違ってた感じ。『絶対音感』を軸に音楽家や研究者など多方面の人々を取材しているのだが、どうもまとまりがない感がある。もちろん絶対音感につ...

一昔前に結構話題になった本で、長く「読みたいな」と思ってたところ、図書館に文庫があったので借りてみた。 感想は・・・、ちょっと期待してたのと方向が違ってた感じ。『絶対音感』を軸に音楽家や研究者など多方面の人々を取材しているのだが、どうもまとまりがない感がある。もちろん絶対音感について「なるほど、そうだったのか」と感心させられたり勉強になったり、また音楽家の感覚や苦悩といったところも新鮮で面白かったが、長年の放置のおかげで期待が高くなりすぎていたかもしれない。

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2011/12/17

ある人が「ラ」だと思っている音が、別の人にとっては微妙にずれていて、それが気持ち悪く感じたりする。オーケストラで音あわせをする音が、自分の思った音と違うと感じる場合があって混乱する。 絶対音感といっても個人差があり、これをもつということは、得することばかりではないんだということ...

ある人が「ラ」だと思っている音が、別の人にとっては微妙にずれていて、それが気持ち悪く感じたりする。オーケストラで音あわせをする音が、自分の思った音と違うと感じる場合があって混乱する。 絶対音感といっても個人差があり、これをもつということは、得することばかりではないんだということを初めて知りました。 それでも、私にとっては絶対音感なんて超能力のように感じるし、それを、可能ならば自分の子どもに身につけさせたいという親の気持ちもわからないではないです。 音楽が好きかどうか、判断できないような小さい頃から教育しないと、絶対音感を身につけさせることは難しくなる、というところがこの教育問題をさらに難しくしているんですね。 音の周波数というような科学的なことや、音楽教育のこと、人を感動させる音楽性のこと、などなど。 絶対音感というキーワードから、いろんなことに話題は広がり、どれもとても興味深かったです。

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2011/07/19

姉の友人に『青いバラ』を借りて読んでとても面白かったので同じ著者のこの本を古本屋で見つけたので買ってみました。 正直自分は音楽教育は学校で教わったくらいで当然として書かれている単語・フレーズは難しかったのですが自分の知らない世界を具間見させてもらった気がしました。 でも果たし...

姉の友人に『青いバラ』を借りて読んでとても面白かったので同じ著者のこの本を古本屋で見つけたので買ってみました。 正直自分は音楽教育は学校で教わったくらいで当然として書かれている単語・フレーズは難しかったのですが自分の知らない世界を具間見させてもらった気がしました。 でも果たして絶対音感とは?それは個人が自己に対して認識するものなのかはたまた他人が下す評価なのか?…自分にはちょっとわかりませんでした。

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2010/08/09

雑誌のノンフィクション大賞を受賞したベストセラー です。 著名な音楽家のインタビューや音楽教育の歴史的背景、心理学の実験結果等、絶対音感というテーマを さまざまな角度から考察しています。指揮者における「カクテル パーティ現象」など、本当に人間の脳の能力の不思議さ・すごさを感じまし...

雑誌のノンフィクション大賞を受賞したベストセラー です。 著名な音楽家のインタビューや音楽教育の歴史的背景、心理学の実験結果等、絶対音感というテーマを さまざまな角度から考察しています。指揮者における「カクテル パーティ現象」など、本当に人間の脳の能力の不思議さ・すごさを感じました。途中読みづらい部分もありますが、面白いです。 様々な音楽観に触れることができる内容で、特に楽器を演奏する人・音楽に携わる人にお勧めです。

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