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小池重明実戦集 の商品レビュー

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2011/05/17

 本書は、真剣師・小池重明(コイケジュウメイ)の棋譜160局が収録されている600ページ超の大著である。  とはいえ、これは単なる棋譜集ではない。棋譜を主役にしているが、それと同じくらい対局時のエピソードやその設定背景などなど盛りだくさんの読み物で彩られている。  また、棋...

 本書は、真剣師・小池重明(コイケジュウメイ)の棋譜160局が収録されている600ページ超の大著である。  とはいえ、これは単なる棋譜集ではない。棋譜を主役にしているが、それと同じくらい対局時のエピソードやその設定背景などなど盛りだくさんの読み物で彩られている。  また、棋譜とは無関係に、小池重明と親交(悪友?)のあった、方々のエピソードや、小池自身の自叙伝のような文章も収録されています。  大雑把にいえば、棋譜と棋譜解説が主役でありながら、それに負けず劣らず読み応えのある内容となっています。いや、文章も同じくらい主役といったほうがいいだろうか。  1996年に発行された「真剣師・小池重明 疾風二十一番勝負」では、主に文章主体で棋譜も載っているという印象であったが、本書は棋譜を主役に押し上げつつ文章も少なからず載せている構成である。  本書は棋譜を読むだけでなく、盤駒用意して並べながら読む形式をお勧めします。棋譜を盤駒で堪能して、エピソードを読む。そして酒でも一杯のんで。また次。。。(違w  兎に角棋譜堪能したい派にも真剣師小池重明を読みたい派にも、とにかく将棋好きなんですな方にも、みんなにお勧めする一冊です。  

Posted byブクログ