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継ぐのは誰か? の商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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2012/05/24

小松左京著『はみだし生物学』で言及があったので読んでみた. せめて大学生の時までに読んでおきたかった.こういうフィクションは若いときの方が絶対に楽しめるはず.

Posted byブクログ

2011/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ミステリー仕立てのSF」ということをよく理解したうえで読むべき小説。 なにか事件が起きてそれを解決するのだけども、その事件が超能力によって行われたものだということがわかると、「そりゃないよ…」とがっかりしている自分がいる。なにかすごいトリックを期待している自分がいる。現実に近い(同じ)世界で、あまりにミステリーな空気を醸していたためかSFであることを忘れていたようだ。

Posted byブクログ

2011/06/18

すごく面白いSF小説でありつつ、論文のように様々なテーマ性を含んでいる。種としての人類、高度な文明社会を築き上げ世界を席巻しているその存在、しかし人類は完全じゃない…。登場人物達は未来の進んだ文明社会を生きる知識人達ばかりなんだけど、結局皆それぞれ世界の中での人類の立ち位置、人類...

すごく面白いSF小説でありつつ、論文のように様々なテーマ性を含んでいる。種としての人類、高度な文明社会を築き上げ世界を席巻しているその存在、しかし人類は完全じゃない…。登場人物達は未来の進んだ文明社会を生きる知識人達ばかりなんだけど、結局皆それぞれ世界の中での人類の立ち位置、人類の中での自分の立ち位置に悩んでる。そんな中で賢者であるナハティガルも賢者ではあるが聖者ではない、と言いながら主人公に自分の考えを述べてくれるんだけど、このナハティガルの考えが好き。賢者と言いつつ一番普遍的で原初的な考えなんだけど、それを賢者の考えとする作者さんの何ていうんだろう、優しさ?理性?を感じる。そして賢者との対話の中で考えながら最後に一つの答えを出す主人公もまた、作者の一面なんだと思う。とてもよく分かる。そしてその考え方が好きだ。読んでよかったです。

Posted byブクログ

2009/10/07

日本SFの傑作と言われるほどの面白さは薄かったような。テーマである「人類の後継者」たる存在に対する考察が少ないように思う。何しろ当初から、その存在が「ある」ものとして書かれているので。読者としては「そうですか」と受け容れるより他ない。伏線も回収し切れていないようだし。

Posted byブクログ