ほんものの魔法使 の商品レビュー
ファンタジーというより おとぎばなしのようなお話かしら。 世界中の魔術師が集まる街に 犬と旅人があらわれるのですが この街の「魔術師」って イコール「マジシャン」なんです。 決して本当に「魔法」を使えるわけではない。 それに対して、旅人はどうやら 本当に魔法が使えるらしいことが...
ファンタジーというより おとぎばなしのようなお話かしら。 世界中の魔術師が集まる街に 犬と旅人があらわれるのですが この街の「魔術師」って イコール「マジシャン」なんです。 決して本当に「魔法」を使えるわけではない。 それに対して、旅人はどうやら 本当に魔法が使えるらしいことが わりに早い段階で読み手にはわかる …んだけど、物語の中の人々が 妙にいつまでも気がつかない。 (気がついて排除しようとするのは 悪知恵の働く悪役ひとり) 自己肯定感の低い少女が 幸せになるところは良かったです。
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宝塚で上演されたので読んでみた。 大人向けのファンタジー、と言った感じか。 夢夢しいだけでなく、人間の汚い部分や弱い部分を映し出している。
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手品師の街に、ほんものの魔法使いがやってくる話。 夢溢れるファンタジー、でもちょっとだけ苦い読後感。 5月下旬に宝塚で舞台化されるので、観劇予習に。 すでにだいぶ図書館に予約が入っていてびっくりした。 検索に出てこなかったので文庫版で登録してますが、読んだのはハードカバー版。活版...
手品師の街に、ほんものの魔法使いがやってくる話。 夢溢れるファンタジー、でもちょっとだけ苦い読後感。 5月下旬に宝塚で舞台化されるので、観劇予習に。 すでにだいぶ図書館に予約が入っていてびっくりした。 検索に出てこなかったので文庫版で登録してますが、読んだのはハードカバー版。活版印刷が良い味出してます。公演を見越してか、5月10日に文庫版が復刊されるようです。 どう舞台化するのか、キャストはどうなるのか、想像しながら読んで楽しかった。チケットが取れるかどうかはさておき…。 順番待っているヅカオタの人(多分)がいるので、急ぎ返却。
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ポール・ギャリコ好きなんだな。やっぱり。 アダムはギャリコ唯一のミステリー、「幽霊が多過ぎる」の主人公を思わせる。人好きの良い青年。 スノー・グースや雪のひとひらはよく見るのに、なぜこの本は全然世に出ないのだろう。中古でやっと手に入れた。英語版すら見つからない。「できる」と「やっ...
ポール・ギャリコ好きなんだな。やっぱり。 アダムはギャリコ唯一のミステリー、「幽霊が多過ぎる」の主人公を思わせる。人好きの良い青年。 スノー・グースや雪のひとひらはよく見るのに、なぜこの本は全然世に出ないのだろう。中古でやっと手に入れた。英語版すら見つからない。「できる」と「やってみせる」が原語では何と表現されていたのか気になる。
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「おはなし」というのは、こういうものだなぁ、と。 深い満足感の中で、しみじみと思います。 Paul Galicoの「おはなし」は、やっぱり素敵です。 Magic。 その言葉は、タネも仕掛けもある「手品」を指します。 観客を幻惑し、摩訶不思議なtrickで魅了してくれます。 そん...
「おはなし」というのは、こういうものだなぁ、と。 深い満足感の中で、しみじみと思います。 Paul Galicoの「おはなし」は、やっぱり素敵です。 Magic。 その言葉は、タネも仕掛けもある「手品」を指します。 観客を幻惑し、摩訶不思議なtrickで魅了してくれます。 そんな「魔術師」の街マジェイアに、一人の若者が訪れます。 彼の道連れは、もしゃもしゃと毛だらけで、言葉を喋る一匹の犬。 そう、若者も"magician"なのです。 しかし普通の"magician"ではなく、ほんものの"magician"。 本当に、タネも仕掛けもない「魔法」の使い手だったのです。 まずは、なんと言っても、ジェインとpicnicに出かける場面でしょう。 誰もが持っていて、そこからは無限の魔法を導き出すことが出来る。 けれど、なかなか気付くことが出来ない。そんな魔法の箱。奇跡の箱。 アダムが、ジェインにその事を教えてあげる場面です。 「ほんとうの魔法」とは何かを、丁寧に説明する場面です。 静かに、ゆっくりと、感動が湧き起こってくるような、そんな素敵な場面です。 そして迎える、魔術大会の本選。 アダムが披露する「魔法」。 Galicoが描くその場面は、幻想的なんて言葉では到底言い表せません。 華麗で艶やかな、思わず息を呑むほどの荘厳さ。 その風景を思い浮かべるだけで、読者の心は幻惑の霧に包まれます。 そしてその後に披露される、豪華で皮肉な「魔法」。 ほんの数頁の間に、物語は急展開します。 繰り返しになりますが、これが「おはなし」だよな、と。 副題として付けられている「罪のないお話」という言葉が的確に示すとおり。 訳の素晴らしさも相俟って、とても上質なfantasyに仕上がっています。 綺麗な言葉遣いと、流れるように滑らかな文章。 含蓄もたっぷりで、心の滋養補給にもぴったり。 非常に美しくて見晴らしの良い、爽やかな後味。 読み終わったあとに、気持ちがふんわりと優しく、暖かくなります。 どこを取っても一級品な、ほんとうに素敵な作品でした。
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魔法モノのファンタジーは苦手だけど、 ギャリコ氏なら、多分なにかを魔法使い(や周り) に投影しているのでは、と思って読んでみる。 魔術(手品)が街と人を支配して、 本物のバラさえない世界に現れた本物の魔法使い。 魔術の街の人々が自分たちの枠組みを超えた存在に対して とった行動は...
魔法モノのファンタジーは苦手だけど、 ギャリコ氏なら、多分なにかを魔法使い(や周り) に投影しているのでは、と思って読んでみる。 魔術(手品)が街と人を支配して、 本物のバラさえない世界に現れた本物の魔法使い。 魔術の街の人々が自分たちの枠組みを超えた存在に対して とった行動は、あまりにも魔術を創造、創造する人々とは 思えない現実に囚われた狭量さ。 「できる」「やってみせる」「あたりまえの魔法」 自然や世界の不思議(魔法)と小さな箱に詰まった無限。
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どこかに在るかもしれない不思議な世界。 子どものころに読んだら、この魔法の都・マジェイアはそんな風に空想の愉しさを広げてくれたのではないかと思う。 今の私は、ピクニックのお弁当の華やかさに、最も想像力を掻き立てられてしまいました。
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あらすじに惹かれて読んで、読んでよかったけど、子どもの内に読みたかった話かもしれない。子どものときにこの本を読んでいたらどう感じたか、とっても気になる作品でした。 唯一ニニアンへのアダムのお節介は本人のためになってないんじゃないかなーと思ったんですが、成功したようでよかったよ...
あらすじに惹かれて読んで、読んでよかったけど、子どもの内に読みたかった話かもしれない。子どものときにこの本を読んでいたらどう感じたか、とっても気になる作品でした。 唯一ニニアンへのアダムのお節介は本人のためになってないんじゃないかなーと思ったんですが、成功したようでよかったよかった。 作中はっきりと胸の内まで描かれていたアダムが、最後には伝説となり本当に存在していたのかも不確かな気分になったのが印象的でした。最後のアレはジェインの夢であってもおかしくはない。でもこの作品からすると、やっぱりジェインは魔法で二人に会えたんだろうな。 本当の魔法使いには敵わないと怯えてアダムを排斥しようとした手品師たちを、勘違いに気づいた後もアダムは尊敬し続けたのは、手品(魔術)で一番大切なのは客を楽しませることだからだろう。種があろうとなかろうと、客を驚かせて楽しませれば、それは立派な魔法なのだ。
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魔術師達(手品師)が住む隔離された町に、本物の魔法使いが現れて、そのトリックを暴こうとする町の魔術師達。彼が本物だと判明したため追放しようとするが…。
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魔術師が集まる街に現れた旅人が魔術師組合に加入するための審査会に参加する。そこでマジックを披露するが、タネがどうなってるか分からない。その事が人々に波紋を呼び起こす・・。 魔術師たちといっても本物の魔法使いではない。手品で人々の関心を集め、街を統治しているといったところだ。そこ...
魔術師が集まる街に現れた旅人が魔術師組合に加入するための審査会に参加する。そこでマジックを披露するが、タネがどうなってるか分からない。その事が人々に波紋を呼び起こす・・。 魔術師たちといっても本物の魔法使いではない。手品で人々の関心を集め、街を統治しているといったところだ。そこに本物かもしれない魔術師が来た事で利用しようとするもの、自分たちの地位や生活が脅かされるかもしれないから排除しようとするもの、単に秘密を知りたいだけのもの、などいろいろな反応があるものだ。 だが、旅人の使う魔法は本物の魔法というわけではない。確かにマジックは使うが、基本は自然の原理を利用したものなのだろう。 「無」から何も生まれないという事を考えれば、生物の成長や人が生み出す想像や作り出す物体などは全て「魔法」なのかもだろう。魔法は特別なものではなく皆がそれぞれ持っているんだけど、使うためのカギを開けられるかは本人次第だというのが、この小説の一番のポイントなのかなって思う。 魔法というファンタジーの中に伝えたい事がしっかりと見えている作品ではないだろうか。
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