1,800円以上の注文で送料無料

オアシス の商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

20年ほど前に朝日中学生ウィークリーで連載されていたものだという。 まず目を引くのは、イラストの犬の愛らしさ。 主人公が生まれたときに拾われてきた子犬オアシス。 その二人?を中心とした18年の物語が綴られている。 時には大事件も起こるが、全般、穏やかな時間が流れているような感じ。 自分はペットを飼ったことがないけど、犬好きの人にはたまらないんじゃないかな・・。 これも書庫に眠らせておくにはもったいない気がした。

Posted byブクログ

2020/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

竹内真にしては子供っぽい本やなぁ…と思ったら朝日中学生ウィークリーに連載していた小説やったんやね。 ペットを飼う習慣がない俺なので、犬猫本については本当の面白さ、だいご味が分かってないことを自覚しているのだが、それでもこの本は良かった。ボーダーコリーの血が混ざった雑種犬オアシスと主人公やかれら家族とのふれあいが非常にいい。小説だからということを間引いでも、密度の濃い関係なのだが、飼い犬飼い主という立場は崩しておらず、愛玩するだけされるだけじゃないのがいい。 往年の少年少女向けテレビドラマのような、ちょっとだけ現実離れしたドタバタ劇もいいが、それら含めた日々の生活を積み重ねた上での、最終章が泣ける。絶妙の寸止め加減は、小説技巧としてテクいなぁと、それは後で思ったこと。 犬を飼いたいとは思わなかったが、主人公の祖母のように人生の価値観をしっかり持って毅然と生きたいと思った。

Posted byブクログ

2015/02/18

あんまりにも表紙がかわいくて…手にとって読んでみました いつもは読まない感じの話だけどすーっと話に入っていけました ボーダーコリーの血をひく犬オアシスとちょっと遅れて生まれたオアシスの弟?甥?のぼく、そしておばあちゃんのほのぼのしていてちょっと不思議な日常の話。 エッセイじ...

あんまりにも表紙がかわいくて…手にとって読んでみました いつもは読まない感じの話だけどすーっと話に入っていけました ボーダーコリーの血をひく犬オアシスとちょっと遅れて生まれたオアシスの弟?甥?のぼく、そしておばあちゃんのほのぼのしていてちょっと不思議な日常の話。 エッセイじゃないけどエッセイみたいな感じ。 事件簿が一番好きかなぁ 読んだあと飼ってた犬との思い出に浸りたくなります そして犬飼ってる人は遊びたくなるはず… 犬好きさんに読んで欲しい一冊です

Posted byブクログ

2011/07/19

すっご〜〜く楽しかったです。犬と少年を中心にした家族とのふれあいの話って言ってしまえばそれだけなんだけど、犬のオアシス、家族一人一人のキャラ設定がしっかり作られていて、それぞれ等身大の存在感があるのがよかったなぁ。悪人が誰も出てこなくて、でも、いい人すぎたり無理している人もいなく...

すっご〜〜く楽しかったです。犬と少年を中心にした家族とのふれあいの話って言ってしまえばそれだけなんだけど、犬のオアシス、家族一人一人のキャラ設定がしっかり作られていて、それぞれ等身大の存在感があるのがよかったなぁ。悪人が誰も出てこなくて、でも、いい人すぎたり無理している人もいなくて・・。子どもたちが小学生のころに出会っていたら、毎晩一話ずつ読んであげたかった・・・。時代背景に今よりのんびりした昭和の空気が漂っているのもよかった!! あぁ、そうだったよね、こういう場面ってあったよね、って犬を飼っていなかった私にさえ追体験できるようなお話満載で、とにかくすっごく楽しめたお話でした。みなさ〜〜ん、未読の方はぜひぜひ読んでみてください。温かくて、優しい気持ちになれますよぉ〜〜。

Posted byブクログ

2009/10/04

語り手である「ぼく」が生まれた日にばあちゃんに拾われ、共に家族として育ったワンコ、オアシスの物語です。とてもやさしくあたたかな話で、読んでいるとじんわりとぬくもりが伝わってくるようでした。 どうやらボーダー・コリーの血をひいてるオアシスくん、散歩中に思わぬものを拾ってきたり、傷つ...

語り手である「ぼく」が生まれた日にばあちゃんに拾われ、共に家族として育ったワンコ、オアシスの物語です。とてもやさしくあたたかな話で、読んでいるとじんわりとぬくもりが伝わってくるようでした。 どうやらボーダー・コリーの血をひいてるオアシスくん、散歩中に思わぬものを拾ってきたり、傷ついた動物を保護したりととにかく大活躍! 様々な事件が語られていきます。そんなオアシスをフォローするばあちゃんが実にしゃっきりと背筋の伸びた人で、最後の「オアシスの闘病記」なんて、オアシスとの親子(?)関係、信頼関係がググっと胸に迫ってきて思わずほろりとさせられました。 毎日毎日を楽しく精一杯に生きているオアシスがきらきらとまぶしい、読後感の良い1冊でした。 はた万次郎さんのイラストもかわいらしくていいですよ〜。 (06.3.31読了)

Posted byブクログ