操縦不能 の商品レビュー
文体がやたらおっさん臭くて、女性の描かれ方もイラっとさせられるばかり。 専門用語は群を成してやってくるのに、それに対する説明は一切ない。 なんという内輪向けの作品なんだろうと思った。 けれど終盤テンポがよくなるに連れて作品に引き込まれた。 全体としての評価は低くならざるを得ないが...
文体がやたらおっさん臭くて、女性の描かれ方もイラっとさせられるばかり。 専門用語は群を成してやってくるのに、それに対する説明は一切ない。 なんという内輪向けの作品なんだろうと思った。 けれど終盤テンポがよくなるに連れて作品に引き込まれた。 全体としての評価は低くならざるを得ないが、その方向の興味があればおもしろかっただろうな、とは思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
インシデント(近事故),アクシデント(事故),空間識失調(パーティゴ)などの用語の意味がよくわかる。 模擬試験(シミュレータ)での訓練の精密さがしみじみと分かった。 視界が閉ざされた状況までも再現できるとは。 そして,実物の壊れた計器の代わりを、模擬試験の計器が果たそうとは。 現場を知っている人でなければ書けない現実味。 航空宇宙のソフトをおろそかにしてはいけないという教訓。
Posted by
これが文庫化は一番早いが、シリーズ3作目。内容には満足しているが、この人の小説は最後のエピローグが好きになれない。
Posted by
ありえな〜い!と思いながらも、ワクワク楽しく読みました(^ ^) それにしても江波さんはなんて不運な人…
Posted by
【亡命は終わりのない悲しい旅】 飛行機操縦についてリアルに記述がある。詳しくないのでどんなものかわからないが文がうまいので臨場感が伝わる。 亡命と壊れた飛行機のはなし。
Posted by
「パイロット・イン・コマンド」シリーズの3作目。 ここまで来ると江波順一は間違いなく世界一不運なコーパイ(副操縦士)だと思いつつ(笑)。 間違えて「機体消失」を読む前に読んでしまったけれど、続けて読まなくとも十分楽しめる。 自身にもタイムリミットがあると気付きながら、マニュアル...
「パイロット・イン・コマンド」シリーズの3作目。 ここまで来ると江波順一は間違いなく世界一不運なコーパイ(副操縦士)だと思いつつ(笑)。 間違えて「機体消失」を読む前に読んでしまったけれど、続けて読まなくとも十分楽しめる。 自身にもタイムリミットがあると気付きながら、マニュアルでジャンボを飛ばし続ける江波と それを地上のシミュレータからサポートするノゾミ。 そのノゾミのサポートの限界に達した時の、滝内教官の登場にはちょっと泣かされました…(笑) 個人的に、「パイロット・イン・コマンド」3部作の中で一番好きな作品。 もっともっと、内田幹樹の作品を読みたかったと思いました。
Posted by
「パイロット・イン・コマンド」シリーズの3作目 日本一不幸なコーパイ江波順一に試練の三度目の災難が訪れる・・・ 現代の航空機は精緻な計器があるからこそ安全に飛べる。 その計器が使用不能になった時、機はUncontrollableに陥る。 暗闇を目隠しされた状態で自転車を全...
「パイロット・イン・コマンド」シリーズの3作目 日本一不幸なコーパイ江波順一に試練の三度目の災難が訪れる・・・ 現代の航空機は精緻な計器があるからこそ安全に飛べる。 その計器が使用不能になった時、機はUncontrollableに陥る。 暗闇を目隠しされた状態で自転車を全開で漕ぐ! そのような状態から機は乗客は無事地上へ戻ってこられるのか? 手に汗握る航空小説第3幕
Posted by
元ANA機長、内田幹樹ミステリー第2弾。 パリ発ウィーン経由成田行きニッポンインター208便の機内で、機内食の個数が合わないことから起こったこの物語。どうやら北朝鮮外交官が亡命しているよう。ロシア当局からは戦闘機まで出動させられて強制着陸の危機もあったが、何とかADIZを通過して...
元ANA機長、内田幹樹ミステリー第2弾。 パリ発ウィーン経由成田行きニッポンインター208便の機内で、機内食の個数が合わないことから起こったこの物語。どうやら北朝鮮外交官が亡命しているよう。ロシア当局からは戦闘機まで出動させられて強制着陸の危機もあったが、何とかADIZを通過して成田に到着できました。 その外交官、そのままアメリカに護送することになったものの、出発日は大雪でフライトキャンセルが続出。唯一出発のできるニッポンインター002便に搭乗させる事になったが、それを見抜かれていたのか、ジャンボ機に細工をされてしまいます。離陸30分後、機長が突然倒れ、副操縦士江波1人が残されました。その上、高度計や速度計などが狂い始め、パーディゴ(空間失調)に陥ります。 その時無線に飛び込んできた「元訓練生」と名乗る女性の声。彼女は一体…?
Posted by
面白い。 前作「パイロット・イン・コマンド」と比べ、 陰謀よりも航空機の操縦に重きを置いた。 筆者の得意分野に全体を引き寄せることにより、 前作よりもスピード感が出た。
Posted by
- 1
- 2