新しい高校生物の教科書 の商品レビュー

栃内新(著者),左巻健男(著者)

2015/06/17

クイズ→詳しい解説→おまけで解答、という一連の流れが一貫していて、とてもいい構成だと思う。クイズも、受験問題的なものではなく、三択問題がほとんどなので、クイズファンとしては外すと悔しいものがある。
生物の教科書としては確かにかなり分厚いが、裏を返せばこれだけ充実した内容の書物が1200円で手に入るのは「トク」と考えるべきだろう。

2010/04/07

本書の紹介～生命の成り立ちを「進化」という縦糸と、生物の「生き方」という横糸を織り上げるように編集。動物と植物の共通性と多様性が、分子のレベル、細胞のレベルから個体の生き方のレベルへと展開しながら生き生きと書かれている。読んでわかるから面白い!現代人に必須の科学的素養が身につく、検定外高校生物教科書。

2010/03/24

試験のためにもう一度勉強をし直しているので、その助けになるかと思って買った。検定外教科書という銘打ちで書かれており、取捨選択がなされている。なので、偏りがあるといえば偏りがある。
例えば、遺伝の章があるのに、メンデルの法則についてほとんど触れていない。そういったところもあるが、それを補うだけの面白さはあると思う。

特に最初の章がおもしろかった。
生命がうまれて単細胞生物から多細胞生物へ、そしてさらに複雑になっていく過程がすごく面白く読めた。
光合成や呼吸など、ほとんどのことは高校でも習ったけど、どうしてそれが必要だったのかなんて考えたこともなかったので、なるほどなぁと思うことばかりだった。

地球が誕生しまだ生命が生まれていないとき、酸素は地球上になかった。もし存在したとしても、それは当時の生命たちにとっては致命的な有毒ガスでしかなかった。なぜなら、酸素は多くのものを酸化してしまうからだ。だから、もはやこれから新しく生命の自然発生が起こることはないだろうと考えられている。

そうかぁ…。

2009/10/04

微生物学＆農業生態学の授業についていくために化学編と合わせて購入。これ全部わかったら、かなり楽になりそう。

2009/10/04

07/3/15

理学研究科卒で高校レベルの理科を知らなかったらかっこ悪いなと思って読んだ本です。

生物はまじめに勉強したのは初めてですが、まぁ大概知ってたので一安心。でも「遺伝の仕組みを説明せよ」とか言われるとちょっと自信なし。