昔、日本人は「しつけ名人」だった の商品レビュー
ちょっと根拠が薄い点や昔を美化してる部分も目に付くものの、 江戸時代以前の慣習から現代のおとなが学べることがいっぱいあるんだなぁ!と改めて思いました。 今のばぁば世代はそれまでの伝統などを意外に引き継いでいることが少ないと思うので、こうした読み物で、意識的に勉強しないとですね...
ちょっと根拠が薄い点や昔を美化してる部分も目に付くものの、 江戸時代以前の慣習から現代のおとなが学べることがいっぱいあるんだなぁ!と改めて思いました。 今のばぁば世代はそれまでの伝統などを意外に引き継いでいることが少ないと思うので、こうした読み物で、意識的に勉強しないとですね(^^) 例えば、子供は早くから「嘘をつかないこと=『誠実さ、正直さ』」「苦労をいとわないこと=『潔さ』」「怠け者にならないこと=『勤勉さ』」の三つをしつけるべし。 加えて大切なのが「人情」「義理」。 そして、誰しも多かれ少なかれ経験するであろう、「人の上に立つ」ために必要なのは、「信念」「度量」「洞察力」の資質をバランス良く幼い時から身に付けることだ、と。 反対に、勤勉を妨げるものは「享楽」「嫉妬」。 自分勝手や利害関係だけで動く社会に喝を入れ、親が思い遣りや人間関係を大切にして、社会のルールを守り子供の手本となることを説いています。 直接文献を引用した例も多く、分かりやすく解説されています。 「子供には姑息の愛をかけてはならず、義方の教えをすることが大切だ」 など、ちょっと厳しく見えるものもなるほどと思えます。 教育とは「知識を詰め込むこと」ではなく「良い人間を育てること」である、ということも納得です。
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