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アスベスト禍 の商品レビュー

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2013/09/26

アスベスト問題について、そこまで深く掘り下げて調べたことがなかったけど、本書には、具体的にどういう職場・職種の人が暴露して、どういう住居環境に問題があって、っていうところまで網羅されていて分かりやすかった。国の対応がいかに粗末なのかも具体的に書かれていたし、これを読めば概要がつか...

アスベスト問題について、そこまで深く掘り下げて調べたことがなかったけど、本書には、具体的にどういう職場・職種の人が暴露して、どういう住居環境に問題があって、っていうところまで網羅されていて分かりやすかった。国の対応がいかに粗末なのかも具体的に書かれていたし、これを読めば概要がつかめた気になれる。

Posted byブクログ

2014/10/26

[ 内容 ] 炸裂していた静かな爆弾。 アスベスト(石綿)が人体と環境に残した負の遺産は、今や労災、公害の枠にはおさまらない国民的災害といえる。 潜状期間が長い中皮腫、喫煙習慣の陰で見逃されていた可能性の高い肺がん。 被害者救済新法の制定はされても、これまで流された涙、失われた命...

[ 内容 ] 炸裂していた静かな爆弾。 アスベスト(石綿)が人体と環境に残した負の遺産は、今や労災、公害の枠にはおさまらない国民的災害といえる。 潜状期間が長い中皮腫、喫煙習慣の陰で見逃されていた可能性の高い肺がん。 被害者救済新法の制定はされても、これまで流された涙、失われた命は戻らない。 だが実はアスベストの危険性は七〇年代から指摘されていた。 八〇年代には徹底除去するチャンスもあったはず。 この数十年間企業と行政はいったい何をして、何をしてこなかったのか。 本書はその経緯を辿り、大いなる看過と怠慢の問題点を浮き彫りにする。 [ 目次 ] 第1章 激動の二日間 第2章 魔法の鉱物の正体 第3章 狼狽と決断 職業病から公害へ 第4章 「公」に巣食うアスベスト 第5章 止まらぬ波紋 第6章 解体 廃棄 日常のアスベスト 第7章 時効 訴訟 少ない労災認定 第8章 遅れた規制 歪曲 怠慢 癒着 第9章 暗中模索 闘う人たち 第10章 見切り発車 アスベスト新法案、国会へ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ