国際テロネットワーク の商品レビュー
「テロリスト・ネットワーク」なるものを追うルポルタージュ的新書。筆者は研究者であるが、本書の内容は研究というよりもジャーナリズム的で、一般読者向け。 自分が高校生や大学1年生の頃であれば、非常に楽しんで読めた本だと思うが、推測が断定的に真実のように書かれていたりと、研究者と...
「テロリスト・ネットワーク」なるものを追うルポルタージュ的新書。筆者は研究者であるが、本書の内容は研究というよりもジャーナリズム的で、一般読者向け。 自分が高校生や大学1年生の頃であれば、非常に楽しんで読めた本だと思うが、推測が断定的に真実のように書かれていたりと、研究者として看過できない面も多い。 ただ、それでもできるだけ現地に入り、現地の声も伝えつつ読み解きたいという筆者の姿勢は評価できるし、その地域の専門家がいるのに、英語だけでどうにかなるし、どうにかするという無鉄砲ぶりもある意味で尊敬できるように思う。 ただ、内容の評価となると、NHKが海外のテロ関連のドキュメンタリーを放送しているような感じで、面白いが、あまり使えない本という感じだろうか。
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[ 内容 ] 1994年、ビンラディンは爆弾テロ専門家をフィリピンに送り込んだ―アルカイダの進出戦略、地元テロ組織との連携、9・11の悪夢はアジアから始まった! 国境を越えて根を張るネットワークの全貌! なぜテロはやまないのか? その答えが本書にあります。 [ 目次 ] 第1章...
[ 内容 ] 1994年、ビンラディンは爆弾テロ専門家をフィリピンに送り込んだ―アルカイダの進出戦略、地元テロ組織との連携、9・11の悪夢はアジアから始まった! 国境を越えて根を張るネットワークの全貌! なぜテロはやまないのか? その答えが本書にあります。 [ 目次 ] 第1章 変化するアルカイダ(アルカイダの誕生―原点は失業対策;見つけた再就職先―スーダンと湾岸戦争 ほか) 第2章 アルカイダの東南アジア進出(なぜ東南アジアなのか;フィリピンに拠点を置いたアルカイダ ほか) 第3章 東南アジアのアルカイダ系テロ組織(アルカイダ系テロ組織とは何か;ジェマー・イスラミア(JI) ほか) 第4章 テロの資金源(多角的なテロ資金の調達;ビンラディン系の資金ルート ほか) 終章 国際テロネットワークと向きあう(国際テロネットワークは根絶可能か;ガバナンスと治安機関 ほか) [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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カラチはパキスタンの玄関口。もともとはイギリスによるインド支配のための軍事的拠点になり、アフガニスタンへの流通ルートにもなっていた。深い闇が支配するカラチは、イスラム過激派にとってまさにシェルターである。 東南アジアには2億人のイスラム教徒が住んでいる。 フィリピンにもいて、成田...
カラチはパキスタンの玄関口。もともとはイギリスによるインド支配のための軍事的拠点になり、アフガニスタンへの流通ルートにもなっていた。深い闇が支配するカラチは、イスラム過激派にとってまさにシェルターである。 東南アジアには2億人のイスラム教徒が住んでいる。 フィリピンにもいて、成田行きのPALが爆破されたこともあった。怖い。
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アルカイダについてよくまとめられている入門本だと思う。特に、テロ組織については体系的に学べる本が少ないだけに、有益である。
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