クローズド・ノート の商品レビュー
携帯小説と知って遠ざけていたんっだけど、映画気になったので読んでみた。 王道のストーリーだとは思ったけど、全編恋愛べたベたな感じではなくて安っぽくなくてよかった。 特に先生と不登校の女の子のお母さんの手紙のやりとりのところでは泣きそうになっっちゃた。
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思ったとおりの展開で終わってしまった・・・ 最初の万年筆の話は中々話が進まなかったけど後半ぐいぐい引っ張られた でも映画は観るほどでもないかも
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万年筆って憧れるのですが、憧れるだけで特別興味があるワケでもないのです。興味がないものについてダラダラと書かれると読み手がダレてくる。途中で「もう映画は見なくてもいいや」と思ってしまった。オチも、若干ありきたり感があったような?
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私の部屋に置き忘れられた一冊のノート。はじめは手に取るつもりもなかったのに。そのノートを開きはじめたとき、私の平凡な日常は大きく変わりはじめる― 【その他読んだ本】 犯人に告ぐ
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淡々と描かれていて、 先の流れもだいたいわかる。 わかるのに、でもしんみりくる。 最後も良い。 雫井さんのは「火の粉」しか読んだことないけど、 それとのギャップに凄く驚いた。 同じ人とはとうてい思えない。 けどそれも、「あとがき」をみて納得。 というか、凄くこの作品の大切さと込...
淡々と描かれていて、 先の流れもだいたいわかる。 わかるのに、でもしんみりくる。 最後も良い。 雫井さんのは「火の粉」しか読んだことないけど、 それとのギャップに凄く驚いた。 同じ人とはとうてい思えない。 けどそれも、「あとがき」をみて納得。 というか、凄くこの作品の大切さと込められた思いを感じた。 映画はその大切さをうまく表現できてるんだろか… 妙に脚色してあったらいやだな…。 てか石飛さんも鹿島さんも全然イメージが違うなぁ。 私の中での石飛さんのイメージは、大沢たかお。 単純だけど、万年筆深いね。今までカリカリするんだと思ってた。一生の日記を一生物の万年筆で書く、憧れるな。
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映画を観る前には読もうと思って読み始めました。主人公は少しおとぼけな香恵。なんだろうけど、私は伊吹先生のファンだなぁ。子供達を温かい目で見守っているけれど、忘れ物に関してだけはうるさかったり。モノマネ大会・ケーキパーティーなんていうのもやっちゃったりとクラスが本当に楽しそう♪人の...
映画を観る前には読もうと思って読み始めました。主人公は少しおとぼけな香恵。なんだろうけど、私は伊吹先生のファンだなぁ。子供達を温かい目で見守っているけれど、忘れ物に関してだけはうるさかったり。モノマネ大会・ケーキパーティーなんていうのもやっちゃったりとクラスが本当に楽しそう♪人の良いところを見つけて、伊吹賞として表彰しちゃうし!!将来先生になる友達にはこんな風になって欲しいなぁって思っちゃいました。私も伊吹先生みたいな日記を書けたらなぁと思ったのか、最近自分が書く内容が変わった気が。ささやかな事にでも幸せを感じられる私でありたいな。印象に残った言葉は、「太陽の子」「心の力」「いつかを夢見て人生は続くんだから。」
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良かった~! ほのぼの、とか、ほんわか、とかそういう一言では語れない内容。 でも…癒されます。 天然の主人公がいい。 借りたマンションに前の住人の私物があったというのはあまり現実的ではないですけど。 最後の隆への手紙、あんな長い内容を暗記してたらすごい。(笑) 私の...
良かった~! ほのぼの、とか、ほんわか、とかそういう一言では語れない内容。 でも…癒されます。 天然の主人公がいい。 借りたマンションに前の住人の私物があったというのはあまり現実的ではないですけど。 最後の隆への手紙、あんな長い内容を暗記してたらすごい。(笑) 私の万年筆ブーム、再浮上しました。 欲しい…でも主人公の持ってるヤツとか高いのよね。 映画化されるそうですが、映画はあまり観たいと思いません。 映画を観た人でも、ぜひ原作をおすすめ。
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これはミステリ作家が、ミステリとは無縁の純粋な恋愛小説によって人を感動させてしまう実例である。もはやエンターテインメントは、ジャンルなどで切り分けるべきではないのだろう。謎を追いかける楽しみはミステリでなくても、人の心の中に十分に発見できることができるのだから。この歳になって、...
これはミステリ作家が、ミステリとは無縁の純粋な恋愛小説によって人を感動させてしまう実例である。もはやエンターテインメントは、ジャンルなどで切り分けるべきではないのだろう。謎を追いかける楽しみはミステリでなくても、人の心の中に十分に発見できることができるのだから。この歳になって、恋愛小説に、これほど泣かされるとはよもや思わなかった。 語り手である私という女子大生がいて、彼女は賃貸マンションのクローゼットから前の住人である女性教師のノートや生徒たちのメッセージを発見してしまう。自分が恋に悩む傍ら、彼女はノートを読み進めてゆく。ノートの女性教師も同じように恋に悩んでいて、それを読むヒロインは次第に自分を彼女に同化させてゆく。 いわゆる、結末が読めてしまう小説である。むしろそのことに気づかずに、恋愛を躊躇って前に進まないヒロインをもどかしく感じさえする。それ以上に、携帯小説という形式がそうさせるのか、万年筆フェアの売り子経験についてのあまりにディテールな描写が、女性小説を意識しすぎてか、少し長すぎて辛い。しかし、これも恋に落ちてゆくために必要な時間、なのかもしれない。 結末が読めるわりには、約束された結末に改めて心が打ち震えてしまう。そういう小説こそ、逆に、けれんのない正統であるとも言えるかもしれない。 この作品を読んだときの状況はこうである。 雪が降っている日に、会社を休んで布団の中で寝込んで過ごす。戸外は静かだが、ときどき音楽が流れてきたりする。小学校の校内放送だ。息子が通った小学校は、我が家のすぐ裏側に校庭があるので、そこを子供たちの声や校内放送が突き抜ける。 昼の光が窓から差し込むうちは、暗いわが寝室であっても、電灯に頼らず本を読むことができる。 今日は、小学校の女性教師のノートを中心としたこの小説を読みながら、裏手の小学校から流れる校内放送をバックミュージックにし、そうして自分の小学生時代、息子の小学生時代、随分前に死んだ弟の小学生時代などなどに思いをめぐらせている自分に気づく。また、当時のいろいろな先生の貌や級友の貌を思い出したりもした。 読み終わって、この本を閉じることがなかなかできなかった。作者の、亡くなった実姉のノートがこの小説の題材になっているとは、後記にて知る。その部分に至って、さらに読み進めることができなくなった。さらに実在のこうした女性が存在した、そうした女性教師が大好きだった子供たちが存在したという事実に、純粋に心揺すられる小説であった。よくもまあ、ここまで人の心を打つ小説を作ることができるものだ。涙が止まらない。 映画化されているけれど、キャストがほとんどぼくの読書中のイマジネーションとフィットしない。女性教師役の竹内結子はぴたりとはまる。恋人役の伊勢谷友介も、まあ演技次第で許容範囲か。しかし、いくらなんでも主役に、沢尻エリカはないだろう。この作品のヒロインはとても三枚目で明るい部分が大きいか庶民的なイメージなのだ。 いずれにせよこれほど優れた文章による小説である。原作を味わうのがベストだろう。
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万年筆好きの店員と、新進イラストレーター、それに店員の部屋の前の居住者の思いの絡み合いが絶妙。すっとぼけた主人公に人間的な好感を抱いた。
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プロットそのものはとても単純で先は読めるんだけど、純粋でとってもよかった!もちろん号泣。正直最初は駄文だなぁと思っていたし、主人公のカエはあんまり好きなタイプじゃなかったけど、第二の主人公である伊吹(小学校教師)が同業というのも手伝ってか、とても惹かれました。伊吹の描写だけやたら...
プロットそのものはとても単純で先は読めるんだけど、純粋でとってもよかった!もちろん号泣。正直最初は駄文だなぁと思っていたし、主人公のカエはあんまり好きなタイプじゃなかったけど、第二の主人公である伊吹(小学校教師)が同業というのも手伝ってか、とても惹かれました。伊吹の描写だけやたらとリアルで、とてもイキイキしているなぁと思ったら、著者のお姉さん(教師)の遺した文章が元にあるとのこと。なるほど〜。余談だけど、これを読んで万年筆への憧れが再燃しました。
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