試みの地平線 の商品レビュー
わたくしホットドッグプレスの本コラムをリアルタイムで読んでた世代。(立ち読み) どんくらいトリッキーだったのかななんて今の目線で読んでみたけど、めちゃくちゃ真摯。今で言うマジレス。相談者に裸でぶつかってるのがわかる。 真摯すぎてつまんねーなくらいまである。 そこが信用できる。 し...
わたくしホットドッグプレスの本コラムをリアルタイムで読んでた世代。(立ち読み) どんくらいトリッキーだったのかななんて今の目線で読んでみたけど、めちゃくちゃ真摯。今で言うマジレス。相談者に裸でぶつかってるのがわかる。 真摯すぎてつまんねーなくらいまである。 そこが信用できる。 しかし自分はこれ読んでても北方アニキのように全然カッコよくはなれなかったな!ハハハ。
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「ソープへ行け!」という名言から、いかにも勢いにまかせた、おもしろおかしく読ませる、無責任回答が続くものと思われた。 しかし、実際に読んでみると、そんなことは全くなかった。"親身"だ。著者が、親友の相談に乗っているような感じである。 人の相談に乗るという作...
「ソープへ行け!」という名言から、いかにも勢いにまかせた、おもしろおかしく読ませる、無責任回答が続くものと思われた。 しかし、実際に読んでみると、そんなことは全くなかった。"親身"だ。著者が、親友の相談に乗っているような感じである。 人の相談に乗るという作業には、頭の柔らかさが要求される。場合によっては、道徳の枠を取り外して考えざるをえない場面も出てくる。 小僧むけに「このへんでいいだろう」というテキトーな回答ではない。"本気度100%"の真摯な回答姿勢に、俺は感動した。
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帯にもあるけど、ソープへ行け!で有名らしい。 雑誌での連載で悩み相談をしていた 文庫なのに写真も入ってる。結構多い。 好きな答えは 浮気が辞められないに女房に浮気がばれることが、快感で虐められたいだけ。要するにただのMだ。SMクラブに行け。女王様に存分に虐めてもらえ。
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ソープへ行け!で有名な?伝説の人生相談。 第五章 死にたくなった時は本を読め にあった「読書は一種の酒」であると言う言葉が心に突き刺さった。またこの相談への回答も良い…
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最初は面白いと感じたが、いくつも連なったものは、どれもこれも同じことを繰り返している様に感じ、つまらなく感じてしまった。
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なんでもいいからひとつ、本気になって一芸にする。そうすれば自信が持てる。その努力をしてないで、他人と比較してだめだだめだと言ってたって、当たり前のこと。なんでもいいから極めたい。 そこからでてくる熱さに人は惹かれるのかもしれない。 熱くなれ、燃えろってこと。なんでもいいから本気に...
なんでもいいからひとつ、本気になって一芸にする。そうすれば自信が持てる。その努力をしてないで、他人と比較してだめだだめだと言ってたって、当たり前のこと。なんでもいいから極めたい。 そこからでてくる熱さに人は惹かれるのかもしれない。 熱くなれ、燃えろってこと。なんでもいいから本気になろう。
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北方謙三さんの考え方を、人生観をQ&Aをもとに話している。本だからといって建前ではなく、本音でストレートに回答して行っているのが、読んでいて爽快だし、また共感しつつも、できない箇所もあったりする。ある一人の作家が考える、人生とは何か、男として生きることの意味を赤裸々に語っ...
北方謙三さんの考え方を、人生観をQ&Aをもとに話している。本だからといって建前ではなく、本音でストレートに回答して行っているのが、読んでいて爽快だし、また共感しつつも、できない箇所もあったりする。ある一人の作家が考える、人生とは何か、男として生きることの意味を赤裸々に語っている。
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2018.9.29 45 男たれ。情熱、全力、男だということへのこだわり、人生は歩く影法師、覚悟、ハードボイルド
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ここには書けないが、『経験せよ』という強いメッセージを感じた。良心との葛藤を感じずにはいられないエッセイだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いまから数十年前、高校時代。 いわゆる「DCブランド」が大流行していました、ブランド名はすっかり忘れてしまいました。が。そんなおしゃれな服装をしたら自ずと彼女が出来るものだと信じていました。 そんな虚構を追いかけ「MEN’S CLUB」などのファッション雑誌も購読した事もありました、今の私からは想像もつきませんが、事実です。雑誌は買っていましたが、肝心のDCブランドの服は買ったことありません。何故か?そんなお金持っていません、いや、持っていました。アルバイトしていましたからね。でも、Tシャツ1枚に数千円も支払えませんでした。そして、ここがポイントですが、そもそもそんなオシャレな服なんて似合わない!雑誌も段々ばからしくなって買わなくなったと思います。 今回の読書感想文は、そんなファッション雑誌の一つ「ホットドック プレス」に連載されていた北方謙三の「試みの地平線」。当時、今考えると恥ずかしいし、土台無理な相談ですが、普通の男子高校生なりに彼女が欲しかったし、その程度にはモテたかった。そんな全く持てない男子高校生のお悩みに答える、人生相談コーナーがこの「試みの地平線」です、同時かなり影響されていたと思います。 見た目は不細工だけれども中身は男前になりたい。 「男前」?何それ??もっと具体的には「試みの地平線」を読みながら北方謙三の様な「ハードボイルド」な男になりたい、憧れました。 確か、生島治郎の「ハードボイルドな生き方」ってエッセイも読みましたね。 中身も少し覚えていますよ。 「ハードボイルド」の語源。米軍の鬼軍曹の襟がいつも汚れひとつない真っ白でそれが「固ゆでたまご」の殻の様だっから。 そして生島氏の考える「ハードボイルド」な生き方。いまでも肝に銘じています。 ひげを生やして、葉巻を吸って、強い酒をあおり、喧嘩が強い、そんなんではなくて「自分で決めたルールを絶対に破らない。」 妥協を許さず、自分を律する生き方、それこそが「ハードボイルド」な生き方だと。 まぁ、不惑年代をもうすぐ卒業と言う今現在に至っても自分に甘くて、ソフトボイルドなんですけどね(笑)ハードボイルドへの道は永遠に続きそうです。 さて、そんなまだまだ甘い不惑のおっさんですが、偶然ブックオフの百円コーナーで文庫版を見つけ、懐かしさのあまり衝動買い。深夜特急の最終巻の後半に差し掛かっていたのですが、投げ出す始末。そして深夜特急は未だに読了ならず。 久しぶりに手に取った10代の悩める男子へ送る北方先生の叱咤激励のお言葉は不惑年代の惑うココロに染み入りました。今読んでもうならされます。 さすがに、この年になって「喧嘩が強くなりたい」、「彼女がほしい!」なんて思いませんが(現在の10代男子もそんなことは思わないという世間の風潮ですが)、女性にもてたい!と言う強い願望は永遠不滅、むしろ増幅傾向(笑) そして先生の熱い「友情論」には目頭が熱くなりました!すべてのメッセージが北方先生の永遠のテーマである「おとこの死に様」に通じるところがあると感じました。高校生の時には人生経験の浅さからそんな感想は持てなかったけどね。 永遠保存版にして、自分を見つめなおしたいときに再度、ページをめくろうかと思います。 そして、「試みの地平線」の名言が、そう。 「ソープに行け!」 実際、このセリフは2回しか登場していない。とか。 北方先生は一度もソープに行ったことが無い。 などの裏話もあるみたいですが、強烈なセリフですよね、特に高校生のチェリーボーイにとっては。 だからといって「よし!じゃソープで童貞を卒業だ!」なんて度胸も(お金も)ありませんでした。先生同様、私もニッポンのソープランドには未だに行ったことありません、今更行きたいとも思いません。結果よりも過程を楽しみたい年頃なので。
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