発明家たちの思考回路 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
発明家=エジソンという短絡的な連想とは異なり、本書はもっと古今東西の多種多様な発明を取り上げている。革新的な技術を生み出した企業も含まれており、「発明家」について知るというより、発明された技術そのものについて学べる、といった内容。 1章は発明の定義、2章から11章までは革新的な発明が含む要素が紹介されている。全ての発明品や発展技術が2章から11章の要素を押さえているわけではなさそうだが、各章のトピックに該当するエピソードや発明品が紹介されており、あぁ、そういう視点や要素も発明には必要なのね、という感じで読んでいける。 タイトルにある「発明家の思考回路」を理解できる、というよりは、「革新的な技術にある程度、共通する要素」を網羅できる、というテーマの本。一部の発明家やイノベーターの挑戦の経緯を詳しく読めるので、自分の関心がある分野が見つかったら儲けものか。
Posted by
発明家達の発想のパターンの紹介。新しいものを生み出すプロセスは、今も昔もそう変わらないのかもしれない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
発明に必要な要旨を章だてしてまとめ、それぞれについて実際の発明家の非凡な実績を紹介した本。 <メモ> ・発明家は新しい可能性を自ら創出する。日頃から可能性を考える練習をすれば習慣となってやめようとしてもやめられなくなり、内から湧いてくる発想力が身に付く。 ・発明の4タイプ ①既に利用されているものに欠点を見つけて改良する。②人が気づいていない可能性を見つける。③大きな需要がありながら、それまでうまくいかなかった問題に斬新なアプローチで取り組む。④幸運な大ヒット。 ・発明家は問題の解決がうまいのではなく、発見が得意な人。あらゆる努力を払って自分のもつ知識やスキルにふさわしい課題を探し出す。 ・問題の分析ではなく問題の見極めに時間をさく。 ・以下、発明の要素 ①可能性を創出する ②問題をつきとめる ③パターンを認識する ④チャンスを引き寄せる ⑤境界を横断する ⑥障害を見極める ⑦アナロジーを応用する ⑧完成図を視覚化する ⑨失敗を糧にする ⑩アイデアを積み重ねる ⑪システムとして考える
Posted by
『発明』は特別なことではない 今このときを より良くすることを どうやったらできるか? 考えていくこと 失敗を糧にすること 失敗から学ぶこと 何が問題なのか見極める 基本の考えを読み解くと わたしたちの仕事に通じる部分がたくさんあります 専門的なことが多く 読みやすくは...
『発明』は特別なことではない 今このときを より良くすることを どうやったらできるか? 考えていくこと 失敗を糧にすること 失敗から学ぶこと 何が問題なのか見極める 基本の考えを読み解くと わたしたちの仕事に通じる部分がたくさんあります 専門的なことが多く 読みやすくはないですが 時間をかけて 読む価値はあります
Posted by
発明に必要となる要諦を11項目に分けた上で、過去の発明家の実例を挙げ、それぞれの要点が実際の発明を生み出す場でどの様に機能したのかを説明している。 最初本書を見た際には、発明の思考パターン、技術を体系的にまとめてあるものかと思ったが、体系的になっていたのは項目分けの部分だけで...
発明に必要となる要諦を11項目に分けた上で、過去の発明家の実例を挙げ、それぞれの要点が実際の発明を生み出す場でどの様に機能したのかを説明している。 最初本書を見た際には、発明の思考パターン、技術を体系的にまとめてあるものかと思ったが、体系的になっていたのは項目分けの部分だけで、過去の偉大な発明家が発明にいたるまでに経緯にページの多くを割いている。 従い本書はアイディアに行き詰まった人が突破口を求めて辞書的に使うのが正解かと思う。 ただし、その様なアイディアを創出すべく日々思考を凝らしている人々にとっては、思いがけないアイディアと知恵を授かる本ではないかと思う。
Posted by
- 1