「できない大学生」たちが、なぜ、就職で引っ張りだこになったか の商品レビュー

カワンスタント(著者)

2011/11/08

昔の上司から読むようにと渡されたその日に一気に読んでしまった。インドネシアから来た熱血大学教授が「できない大学生」たちのやる気を引き出した成功談。ちょっと力みすぎだったり、客観的な裏付けがなかったりという部分はあるが、熱い想いが人を変えるのだということを思い出させてくれた。個人的には、著者が中国系インドネシア人で、母国でも迫害され、日本でも差別され、アメリカにわたって研究者として成功するといった苦労話の方が興味を引かれた。彼の「あきらめない」という気持ちの強さには頭が下がる。しかも武士道に強い関心を持ち、「日本人の忘れ物」であり「アジア人が学ぶべき精神性」としていることに驚いた。

2009/10/04

インドネシア生まれ、日本とアメリカで医用工学を学んだスタント先生とやる気のない生徒たちとの戦いの記録。どうやってやる気のない生徒たちを本気にしたのかが延々と書いてある。自伝的要素すら感じる。２浪して桐蔭横浜大学に入り、そして進級が危なくなってきた渡会くんがスタント先生と接するうちに気持ちが変化してきたという記録が『逆転物語』として載せられている。スタント先生の授業を受けた生徒の感想なども所々に載せられていて、少々胡散臭さを醸し出している。ちなみに『就職で引っ張りだこになる裏ワザ』は載っていないので、それを期待するのなら読まない方が良い。『逆転物語』に出てきた渡会くんが売れっ子DJのDJ WATARAIで、DJ WATARAIがどんな大学生活を送ったのか興味があるなら読んでみるべき。しかしページはあまりないので最寄の図書館で借りるのがベスト。金出して買うような本ではないです。スタント先生は特別変った教育方法を採用しているわけでもないので教育方法に興味がある人も立ち読みで済ませたい内容。買うほどの本じゃない。

2009/10/04

もう一度、大学に戻って勉強をやり直したくなります。
大学生活のほとんどをバイトや遊びに費やしてしまったことをホントに後悔してます。

2009/10/04

正直言って、こういう精神論は理解できるが、好きでない。意欲だけではどうにも抜け出せないときってあると思うから。
全ての人に有効でないとう前提であれば良いのだけど