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一生懸命って素敵なこと の商品レビュー

3.6

28件のお客様レビュー

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2012/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

林文子さんは、素直にカッコいい!と思える女性。以前読んだ名言集で感銘を受け、ずっと彼女の本を読みたいと思っていた。彼女は現横浜市長であり、その前はダイエーの会長でもあった。その経歴は稀。高校卒業後、東レ、松下電器等で事務の仕事を点々とする。しかし、幼い頃から好奇心旺盛で働くことが根っから好きな彼女は、男性のサポート的な仕事しかさせてもらえないことにもやもやし、車のセールスの世界へ飛び込む。 もともと車が大好きだったらしい。で、ホンダの販売店で働き始める。そこから彼女のトップセールスへの道がスタートするわけだが、とにかく彼女はやる気が並大抵のものではない。 一日100軒を目標にして飛び込み営業をして、売れなくても、持ち前の明るさですぐに沢山の主婦たちと仲良くなり、気がついたら家の雑用をやるようになる。そこがまずすごい。そして、「友人にクルマを買いたいって言う人がいるの。是非あなたを紹介したくて」という風に、次々と契約が決まっていくのだ。 一台目、クルマが売れたときの感動は今でも忘れられないと言う。 わかる。私も大学時代、バイトとは言え、家庭教師のセールスをしていたときがあった。テレアポだったけど。でも初めてアポが取れたときは今でも忘れられない。「これ、いけるかも」と思うとドキドキが止まらなかった。 そして、彼女の創意工夫は止まらない。ショールームでのお客様との接し方、更にショールームでの音楽イベントやパーティなども企画したりと、斬新なアイデアを次々と飛ばしていく。 やがてBMW、フォルクスワーゲン等の外資系の企業に転職。そしてセールスを始め、支店長、ついにはBMWでは社長として経営に携わることになる。 と、つらつら書いているが、彼女の発想と行動力がもたらした数々の奇跡を羅列していくとあまりにも長くなるので、省略します。 そもそも、林さんに興味を持ったのは、「トップセールス」という以前やっていたドラマが好きで見ていたのだが、つい最近、そのモデルが林さんだった、という事実を知ったからだ。「トップセールス」の主人公の女性は、仕事を思いっきり楽しんでいた。そのドラマを見て、仕事をすることによって得る達成感って、ハンパなく気持ち良いんだろうなーって思った。 林さんはとっても人が好きで、ポジティブだけど、押しつけがましいわけではない。それが伝わる。そして人の動かし方が上手い。部下を誉めて促すところなんかとても上手い。学ぶことが多い。 そしてダイエーの会長になったとき、売るモノがクルマから、日用品となったわけだけど、全く抵抗は無かったという。むしろ、新しい分野での仕事にワクワクしている。 自分も、営業ではないけど、「モノを売る」仕事に少なからず関わっている。林さんと比べると、興味の偏りはモノスゴいし、人見知りもするけど、自分のアイデアで人を喜ばせるのが好きなとこは同じ。 感動するような仕事、これからも沢山したいと思える本です。

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2012/05/05

林さんから学んだことは三つ。 一つ目は、お客様も幸せで、私も幸せでなきゃってこと。(=Win-Win)林さんは、顧客満足度を高める前に、従業員満足度も高めようと心がけている。それは従業員の笑顔が、お客様の笑顔をよぶから。 二つ目は、意志が将来をつくるということ。誰も将来どうな...

林さんから学んだことは三つ。 一つ目は、お客様も幸せで、私も幸せでなきゃってこと。(=Win-Win)林さんは、顧客満足度を高める前に、従業員満足度も高めようと心がけている。それは従業員の笑顔が、お客様の笑顔をよぶから。 二つ目は、意志が将来をつくるということ。誰も将来どうなるかは分からない。だからこそ「こうしたい」「こうありたい」という意志をもって人は進むしかない。結果はその意志について出てくるものなのだ。 そして三つ目は、営業は人付き合いということ。営業というと、商品価値をお客様に押し付けて、選択を選ぶというイメージ、またモノを介して人と付き合う仕事というイメージがあった。けれど林さんのお話から、営業とは人付き合いであり、顧客は個客という認識を驚きと共に得た。

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2012/04/26

できれば店舗勤務の時に読んでおきたかった一冊です。女性らしい細やかでやさしい文章から、しなやかに仕事をできるようになる術(すべ)がわかると思います。

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2012/03/12

人を大切にすること、その一貫した内容が自らのキャリアの中でどう実践してきたかが書かれています。人との関係をどう築いていくかについても具体的でためになりました。

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2011/02/14

とにかくただただすごい方だと感動しました。この本にはいろいろなエピソードが出てきますが、どれもこの方の器の大きさを感じさせます。

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2010/12/30

先日、横浜市長の林文子さんの講演を聞き、「おそれながら、その売り方ではモノは売れません」以来、別の本も読んでみたくなり、購入。ぱらぱらと読み始めたところです。

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2010/09/24

この人の部下になりたいと思う本。仕事に対する姿勢と同時に、人としてどう人間関係を作るかという面からも、学ぶものは大きい。

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2010/08/14

元ダイエー会長の林文子氏の本。ホンダ・BMW・VWと自動車販売の世界からダイエーという流通業界に飛び込んだ林氏の仕事に対する考えが書かれている。

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2010/05/25

仕事に対しての考え方や接し方、おもてなしの本当の意味を今までの経験や人生観から紐解いて説明してくれる一冊。林文子さんのことを深く知りたい!価値観とはを知りたいときには是非手に取ってみると良い本。「顧客は個客」であるというところと、「CSの前にESありき」“Employee Sat...

仕事に対しての考え方や接し方、おもてなしの本当の意味を今までの経験や人生観から紐解いて説明してくれる一冊。林文子さんのことを深く知りたい!価値観とはを知りたいときには是非手に取ってみると良い本。「顧客は個客」であるというところと、「CSの前にESありき」“Employee Satisfaction”(従業員満足度)のところ。とても感銘!

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2009/10/07

「一生懸命」とか「ありがとう」とか 当たり前の美辞麗句じゃんか、 もっとホントのところの成功の秘訣を語ってくれ、 と著書のタイトルから勝手に思っていた方。 偶然ご本人の講演を聞く機会に恵まれ、 実際にご本人が「一生懸命」を語るのを伺ったら見方が変わってしまった。 この人は「一生懸...

「一生懸命」とか「ありがとう」とか 当たり前の美辞麗句じゃんか、 もっとホントのところの成功の秘訣を語ってくれ、 と著書のタイトルから勝手に思っていた方。 偶然ご本人の講演を聞く機会に恵まれ、 実際にご本人が「一生懸命」を語るのを伺ったら見方が変わってしまった。 この人は「一生懸命」を本気で信じているんだ、 ということが伝わってアツい気持ちになった。 本人に疑う気持ちがあったらこれだけ強く熱く語れないし、 語る言葉が聞き手に響かないはず。 疑わず信じることが人を動かすカリスマの条件と思った。 それだけ強くもてる信念の裏にはもちろん本人が時間をかけて重ねてきたいろんな経験がある、 迷って何もしないことのリスクも承知しているから迷わず疑わず信じて進む。 「実際のビジネスはプロジェクトXみたいに毎日がドラマティックなわけでもない」 と 「やってみなくちゃわからないことのほうが多いんだから悩める若者もとりあえず働けばいいのに」 には激しく賛成。 翻って自分のことを考えてみると、 アタシはもっとオブジェクト指向というか 「見返りがなくても尽くす」 ことには抵抗があるし、 釣り合いの取れていないロジックはなんとなく気持ち悪いし、 たぶん 「これからビジネスに必要なのは女性の感性」 という場面にはほとんど貢献できるタイプじゃないと思った。 でも実際どうなんだろう、 ほんとに 「目的意識より尽くすこと」 だけしか引き出しがない人に会社としてコストを預けることなんてありえないと思う。 やっぱりゼッタイこれだけじゃないんだ。 「働く上での必要条件だけど十分条件じゃない」、 そんな一冊。

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