反戦平和の手帖 の商品レビュー
メディアでは報道されない沖縄の真実がここにある。たしかに自分は「ヤマト」という外の立場で見てしまっているかもしれない。だからこそ、沖縄に対しては親切感で見て、北朝鮮問題の当事者としては全く違う態度をとってしまう。誰しもが考えなければならない問題なのかもしれない。
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[ 内容 ] 平和でいるために武力は必要という前提の下、戦争を限定的に肯定する論理を「正戦論」という。 この考え方が、各国の法制度や国際法の基盤となり、反戦平和を嘲笑う現実主義者たちの論拠ともなっている。 しかし、彼らの常識は、ほんとうに「現実的」なのだろうか? 本書では、沖縄の...
[ 内容 ] 平和でいるために武力は必要という前提の下、戦争を限定的に肯定する論理を「正戦論」という。 この考え方が、各国の法制度や国際法の基盤となり、反戦平和を嘲笑う現実主義者たちの論拠ともなっている。 しかし、彼らの常識は、ほんとうに「現実的」なのだろうか? 本書では、沖縄の悲劇を直視しつづける音楽家と、元アメリカ海兵隊員の政治学者という異色コンビが、自らの来歴を振り返りながら、第二次世界大戦後のアメリカ、日本、沖縄における既存の運動のあり方を具体的に検証していく。 着実に進行しつつある滅亡の現実に抵抗するための、一般常識としての反戦平和。 [ 目次 ] 「現実的な戦争」は存在するか? 第1部 戦後六〇年を語る(ハイサイおじさんと戦争の狂気―喜納昌吉が見た戦後世界(~一九七二年、沖縄復帰まで) 「戦争をしません」から「戦争は禁止されています」まで―ダグラス・ラミスが見た戦後世界(~一九七二年、沖縄復帰まで) 二〇世紀の社会運動を振り返る―沖縄の本土復帰以後) 第2部 私たちに何ができるか(もう間にあっていない問題の解決策;一般常識としての反戦平和) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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喜納昌吉さんとダグラス・ラミスさんの対談集。 「自分の周りが幸せならいい。世界を救うのは誰か偉くて立派な人がやってくれるだろうし、私はそんな大それたことはできません。と思っている人がいるならば気がついて欲しいですね。自分のライフスタイルにちょっとした気づきや目覚めがあることで、...
喜納昌吉さんとダグラス・ラミスさんの対談集。 「自分の周りが幸せならいい。世界を救うのは誰か偉くて立派な人がやってくれるだろうし、私はそんな大それたことはできません。と思っている人がいるならば気がついて欲しいですね。自分のライフスタイルにちょっとした気づきや目覚めがあることで、社会を変容させていくことができるんだと。」と喜納さんの言葉。 「私は、もう、何々主義っていう言葉はやめたほうがいい気がします。いい人だから平和を愛しているんじゃなくて、並みの人間は生き残りたいし、子どもたちにも生き残ってほしい。それは主義じゃないですよね。一般常識です。何の主義も持っていない多くの人たち、一般の人たちが「平和でやっていくのが当たり前」という社会を作らないと、どうにもならないと思います。」とラミスさんの言葉。 平易な言葉で語れる平和についての二人の話は一読の価値あり。
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