美しい日本語の辞典 の商品レビュー
使用例が載っているのが分かりやすくて良い。 本当は読み終わっていないが、これは読み終わる類の本ではないのでこれからも開く。 強いて言うなら、意味から探せる索引があれば完璧だと思う。 日本語の感性がたっぷり詰まった語句を味わうのは楽しいし、違う時代に旅行する感覚すらある。 ...
使用例が載っているのが分かりやすくて良い。 本当は読み終わっていないが、これは読み終わる類の本ではないのでこれからも開く。 強いて言うなら、意味から探せる索引があれば完璧だと思う。 日本語の感性がたっぷり詰まった語句を味わうのは楽しいし、違う時代に旅行する感覚すらある。 事象の捉え方や例え方の思考は、言語そのものだと言ってもいいなあと思った。 たぶんSNSの影響もあるのか、どうしても感傷的な日本語の存在を忘れてしまいがちだけど、なんか大事にしたい精神性がある。 表紙も凄く好き
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美しい日本語。味わい深い日本語。懐かしい日本語。 日本人として忘れてはいけないことばを再認識するための辞典。 ー辞典、帯より ずっと積んでいましたが、年末年始にがんばってさーっと読んでみました。美しい言葉が多く読みたくなる辞典です。 手紙やSNSでこれらのことばを使いこなせるよ...
美しい日本語。味わい深い日本語。懐かしい日本語。 日本人として忘れてはいけないことばを再認識するための辞典。 ー辞典、帯より ずっと積んでいましたが、年末年始にがんばってさーっと読んでみました。美しい言葉が多く読みたくなる辞典です。 手紙やSNSでこれらのことばを使いこなせるようになれば豊かだと思います。 例として [後世に残したい日本語]より 最近私が読んだ本に出てきたことばがありました。 ・こいさん(谷崎潤一郎『細雪』の四女の愛称) 「こいとさん」の略。末娘をいう語。下のお嬢さん。 ・お早うお帰り(近藤史恵『おはようおかえり』のタイトル) 出かける人にかけるあいさつのことば。関西地方の方言。標準語の「いってらっしゃい」にあたる。「早く帰っていらっしゃい」の意から。 私が恥ずかしながら正しい意味を知らなかった有名な日本語(意味は省略・本書を参照ください) ・逢魔が時 ・挽歌 ・山笑う 他多数。 [自然を友としてー雨・風・雲・空の名前]より美しいと思ったものを抜粋。 雨の名前より(意味は省略・本書を参照ください) ・秋時雨(しぐれあめ) ・狐の嫁入り(きつねのよめいり) ・紅の雨(くれないのあめ) ・小糠雨(こぬかあめ) ・五月雨(さみだれ) ・驟雨(しゅうう) ・秋霜(しゅうりん) ・白雨(しらさめ) ・青雨(せいう) ・涙雨(なみだあめ) ・一村雨(ひとむらさめ) ・日向雨(ひなたあめ) ・夕時雨(ゆうしぐれ) 他多数。 雪の名前より(意味は省略・本書を参照ください) ・淡雪(あわゆき) ・凍雪(いてゆき) ・風花(かざはな) ・こぞの雪(こぞのゆき) ・小雪(こゆき) ・細雪(ささめゆき) ・雪花(やっか) ・名残の雪(なごりのゆき) ・牡丹雪(ぼたんゆき) ・六つの花(むつのはな) ・雪の花(ゆきのはな) ・綿雪(わたゆき) 他多数。 他に [擬音語・擬態語] [カラー口絵「日本の色」](色見本付き) も載っています。
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言葉の意味はネットで調べられるが、自分の語彙にない言葉に出逢えるのがアナログの辞典。傍らに置いておけば未知の言葉に手軽に出逢える。
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後世に伝えたい日本語、天気を表す日本語、擬音語・擬態語の区分で、日本語の独特の表現や言い回しを収録。 コンセプトはいいが、辞書として「使える」かは疑問。とくにメインの「後世に伝えたい日本語」が単純な50音配列なのが良くない。50音配列は、検索したい語が既に与えられいて、その意味や...
後世に伝えたい日本語、天気を表す日本語、擬音語・擬態語の区分で、日本語の独特の表現や言い回しを収録。 コンセプトはいいが、辞書として「使える」かは疑問。とくにメインの「後世に伝えたい日本語」が単純な50音配列なのが良くない。50音配列は、検索したい語が既に与えられいて、その意味や用法を知りたい時に便利な配列ではある。でも、それなら通常の国語辞典でこと足りる。 そうではなく、表現したい意味やニュアンスに適合する美しい言葉を語を探したいからこそわざわざ本書を使うわけで、それなら50音配列でなくテーマ別の配列にすべきだろう。 使用局面と編集とが整合していないために、無目的にぱらぱらめくって知らない語を見つける、というくらいしか使い道がなさそう。
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1冊手元に置いて、一息つくたびに大切にページをめくる。 日本語の美しさ、四季折々の風景、色彩についた日本人の感性ならではの繊細な言葉。 どれをとっても味わい深く、日本人で良かったと思える言葉が並んでいます。 「雨・風・雲・雪・空の言葉」の項目がお気に入り。 風景や気温を想像しな...
1冊手元に置いて、一息つくたびに大切にページをめくる。 日本語の美しさ、四季折々の風景、色彩についた日本人の感性ならではの繊細な言葉。 どれをとっても味わい深く、日本人で良かったと思える言葉が並んでいます。 「雨・風・雲・雪・空の言葉」の項目がお気に入り。 風景や気温を想像しながら文字を眺めて、言葉を味わう。そんな1冊。
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たとえば雨の種類について自分はどれくらい知っているだろう、と考えるとせいぜい10種類程度しか思い浮かばない。 そこでこの本の〈雨の名前〉という章を捲ると、「糸雨」「運雨」「涼雨」「白雨」「盗人雨」「馬鹿雨」「ほろほろ雨」等々多数解説されている。 地方の言葉や文学上の表現も網羅され...
たとえば雨の種類について自分はどれくらい知っているだろう、と考えるとせいぜい10種類程度しか思い浮かばない。 そこでこの本の〈雨の名前〉という章を捲ると、「糸雨」「運雨」「涼雨」「白雨」「盗人雨」「馬鹿雨」「ほろほろ雨」等々多数解説されている。 地方の言葉や文学上の表現も網羅されていて、先人たちのセンスに圧倒されたり、クスッと笑えたり。 ほかにも「風の名前」「空の名前」「後世に残したい日本語」など素敵な言葉がたくさん載っていて、こうした表現を使いこなせたら人生豊かになりそうだなぁ、と思う一冊です。
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言葉こそ国家だと思うのです。季節の潤いを纏った言い回し、それを肩肘張らずに使う様、粋でありたいですね。
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日本が世界に誇れるものは何か?と問われたら私は迷うことなく「それは日本語である」と答えるだろう。日本語は漢字と仮名の絶妙なバランスから始まって、美しい四季に彩られた微妙なニュアンスの表現と細やかな心理描写が素晴らしい。例えば「雰囲気を醸す」の「醸す」はもともとは「酒を醸す」の「醸...
日本が世界に誇れるものは何か?と問われたら私は迷うことなく「それは日本語である」と答えるだろう。日本語は漢字と仮名の絶妙なバランスから始まって、美しい四季に彩られた微妙なニュアンスの表現と細やかな心理描写が素晴らしい。例えば「雰囲気を醸す」の「醸す」はもともとは「酒を醸す」の「醸す」である。雰囲気と酒を同じ動詞で表現する国が世界のどこにあるだろうか。他にも「琴線に触れる」「言葉の綾」など日本人論のネタになりそうな素敵な言葉に事欠かかない。この本はそんな素敵な日本語の中でも美しいものを集めたもの。通常の言葉だけなく、雨、雲の名前など日本語ならではの美しさに触れるには最適。ただ言葉の選択が恣意的、趣味的ななので辞典としては役に立たない。日本語が好きな人が小説を読むようにして読むべき本。
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日本語はほんま美っついのう…。 正直たいしたことには使えて無くって。 かなり持ち腐れてるなぁって思うんですけど、でも時々意味も無くぺらぺら開いて見てみたりしています。 天気の名前や色の名前、擬音語ものってるから、あまり専門的なことにこだわらなければこれ一冊でかなり色々な楽しみ方...
日本語はほんま美っついのう…。 正直たいしたことには使えて無くって。 かなり持ち腐れてるなぁって思うんですけど、でも時々意味も無くぺらぺら開いて見てみたりしています。 天気の名前や色の名前、擬音語ものってるから、あまり専門的なことにこだわらなければこれ一冊でかなり色々な楽しみ方ができると思いますよ! 私は…うん、これ使って手紙とか書いてみようかな…。
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母国語を美しく思える幸せ。色・所作・自然・擬音語・擬態語・・・。 言の葉は生きもの。次世代につなげていきたいものの一つです。 この辞書はとにかく装丁が美しいです。常に手元において、自らのことばにできればと思います。 【本書 はじめに より】 ことばは時代とともに新しく生まれ、...
母国語を美しく思える幸せ。色・所作・自然・擬音語・擬態語・・・。 言の葉は生きもの。次世代につなげていきたいものの一つです。 この辞書はとにかく装丁が美しいです。常に手元において、自らのことばにできればと思います。 【本書 はじめに より】 ことばは時代とともに新しく生まれ、また失われていく運命にあるものです。しかし、日本人が長年にわたって育んできたことばの中には、このまま消滅させてしまうにはあまりにも惜しいことばが数多くあります。特に、明治・大正・昭和の各時代までごく当たり前のように使われてきたことばの中には、日本人独特の心情が籠められたことばが少なくありません。
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