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発掘から推理する の商品レビュー

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2017/01/24
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2006年(底本1975年)刊。著者は元九州大学教授。◆本書は戦前台湾での民俗調査、山口県土井ヶ浜遺跡発掘に携わった著者が1955~69年頃に発表した考古学の論文・エッセイを集積したもの。◆成程、考古学は具体的な政治の歩みを明らかにしないが、文献史学は必ず作者(パトロンや叙述者)の記憶違い、意図的偏向、誤記等種々のバイアスが不可避。故に考古学と文献史学とは車の両輪。◇江上波夫氏の騎馬民族征服王朝説など、現代から見て明らかにおかしい説が前提なのは時代要因だろうが、発掘史料の分析はやはり面白い。なぜか。 本書で叙述されるのは、所謂文献史学(特に日本)では全く手の届かない縄文・弥生時代の様相だから。さらにいうと、そもそも考古学史料とはある特定の遺跡だけで完結するのではない。地域間の共通性・差異性、時代毎の共通性と差異性との比較を通じ、地域・時代の異同を複合させることを可能にするものだ。そして、重要なこの関係性は日本本土相互間だけではなく、南西諸島、台湾、中国本土や朝鮮半島にも広がる。本書は目指すのは地域的・時代的に広い範囲の考古学史料の分析であり、これも興味を惹く要素と言えようか。

Posted byブクログ

2012/06/12

十六島海苔、食べてみたい。じゃなくて、携帯が十六島を一発変換したのが驚いた。そんなにメジャーなのか十六島海苔!テレビで激賞されていたんだ! この本の中に「あぁん?」と思う内容があった気がするのだか、それがどこの章だか、挙げ句何についてか思い出せない。もっかい読む根性と愛が、ちっ...

十六島海苔、食べてみたい。じゃなくて、携帯が十六島を一発変換したのが驚いた。そんなにメジャーなのか十六島海苔!テレビで激賞されていたんだ! この本の中に「あぁん?」と思う内容があった気がするのだか、それがどこの章だか、挙げ句何についてか思い出せない。もっかい読む根性と愛が、ちっとばっかし足んない。

Posted byブクログ