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人類が知っていることすべての短い歴史 の商品レビュー

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32件のお客様レビュー

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2013/01/08

自然科学の様々な分野の理論や歴史、エピソードを紹介した本。著者も専門家ではないので優しく説明されているらしいが、それでも理解出来ない所は数々、、、そこは流せばよし。 未だに世界はわからないことだらけなんだ、という着眼点は新鮮。 封建時代の学者のヒッキーっぷりは笑える。

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2012/07/30

とにかく分厚いw 600ページ↑は圧巻です。 科学史上の発見に関わる歴史や物語がとても面白く書かれていてこの分厚さなのに最後まで楽しく読めた。「科学を退屈から救い出した大傑作」の看板は大げさじゃない。 学者はデータで是非を判断すると思いきやけっこう感情で判断されて振り回されてた...

とにかく分厚いw 600ページ↑は圧巻です。 科学史上の発見に関わる歴史や物語がとても面白く書かれていてこの分厚さなのに最後まで楽しく読めた。「科学を退屈から救い出した大傑作」の看板は大げさじゃない。 学者はデータで是非を判断すると思いきやけっこう感情で判断されて振り回されてたりする話が多く、あー人間って・・・と思わざるをえない。

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2012/06/03

よく考えてみれば、世の中不思議なことだらけだ。科学なんて、謎以外の何物でもない。そういった状況を自分自身なんの注目もせずこれまで看過してきたのは、やはり中高と退屈な科学の教科書としか交わってこなかったからだろう。なぜ燃えやすくする酸素と水素が結合して不燃性の水になるのかわからない...

よく考えてみれば、世の中不思議なことだらけだ。科学なんて、謎以外の何物でもない。そういった状況を自分自身なんの注目もせずこれまで看過してきたのは、やはり中高と退屈な科学の教科書としか交わってこなかったからだろう。なぜ燃えやすくする酸素と水素が結合して不燃性の水になるのかわからない。光より早い物質?粒子?が発見されれば、タイムマシンが作れる。すなわち、過去へ行けるという理論がわからない。もっと基本的なことですら、ぼくはわかってない。身近に潜む、あるいは迫る脅威だって本書を読むまで気にも止めてなかった。あらためて、自分の無知さを知らされるとともに偉人たちの気の遠くなる作業と努力の末に成り立っているのだと教えられた。そして、各分野でそれぞれまだまだわかってないことだらけであるということもわかった。思えばウナギの産卵場所も最近ようやくわかったらしい。次はマグロだそうだ。ヒトゲノムも2%しか解読できていない。自分たちのことも、積み上げた歴史もわかってない。本当にいったい何をしっているのだろう。地球上だけでも未知の動植物がまだまだ存在する。同時に相当数の種が絶滅している。ぼくの何気ない行動が自然界に何らかの影響を与えているのだと思うとぞっとする。 隕石衝突、火山噴火、地震、気候変動…いつ終わるかわからないぼくの人生。ますます無駄にできないと感じた。 もっと早くにこの本を読みたかった。

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2014/02/07

600ページを越える上に、みっちり書いてあるので時間がかかった。科学の歴史をホモサピエンス登場まで完結にまとめた本という印象ながら、多義に渡り書いてあるので面白い、とはいえまとめられているだけに偏りもある。これを読了した人は、身近な当たり前の科学があまりにも最近に発見されたこと、...

600ページを越える上に、みっちり書いてあるので時間がかかった。科学の歴史をホモサピエンス登場まで完結にまとめた本という印象ながら、多義に渡り書いてあるので面白い、とはいえまとめられているだけに偏りもある。これを読了した人は、身近な当たり前の科学があまりにも最近に発見されたこと、そしてわからないこともまだまだ多い、ということに驚くだろう。 それにしても、生命とは不思議なものです。

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2012/03/13

ハードカバーで600ページ弱。一息で読みきるにはやや分厚い量だけど、ここに人類が知っていること全てが詰まっていると考えれば決して多すぎる量じゃない。これまで科学に縁の無かった売れっ子作家が3年もの取材を経て執筆した近代科学史の総まとめでは時に爆笑必至な科学者たちのエピソードを織り...

ハードカバーで600ページ弱。一息で読みきるにはやや分厚い量だけど、ここに人類が知っていること全てが詰まっていると考えれば決して多すぎる量じゃない。これまで科学に縁の無かった売れっ子作家が3年もの取材を経て執筆した近代科学史の総まとめでは時に爆笑必至な科学者たちのエピソードを織り込みつつ、人類が知りえたあまりにも壮大な、時にあまりにも微細な世界の彼方を、巧妙な喩えを用いながらわかりやすく提示する。読み進めていくうちに自分自身の存在の不思議さや死生観を揺らがされてしまうような、そんな刺激的な体験を味わえた。

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2012/03/07

 図表の類はなく文字ばかりですが、下手な理科の教科書より面白かったです。なんせコレ一冊に、2000年間の科学の歴史全てが載っているのですから。  講義を受けている時に、時々サブテキストとして用いるのが最適な使い方かと。

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2012/01/04

科学史上の偉人がパーっと登場していく。一人2ページくらい ニュートンが出たと思ったらもう次の人出てきた、というぐらいの超疾走感 600ページものボリュームだが、スピード感が半端ない 全体的には割と地学に重点が置かれてるように思えた

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2011/07/20

ようやく読み終わった。 ここには我々人類がどのような歴史を歩んできたのかがユーモアを交えて書かれている。 宇宙のこと、深海のこと、ハレーのこと、地中のこと、人体のこと、ハレーのこと。 すべての生命体がこうやって暮らしているのは単なる偶然の重なりに過ぎない。 地球の気候が現在のよう...

ようやく読み終わった。 ここには我々人類がどのような歴史を歩んできたのかがユーモアを交えて書かれている。 宇宙のこと、深海のこと、ハレーのこと、地中のこと、人体のこと、ハレーのこと。 すべての生命体がこうやって暮らしているのは単なる偶然の重なりに過ぎない。 地球の気候が現在のように穏やかなのは一過性のものに過ぎない。 我々人類はDNAの命令によって生かされているだけだ。 楽しまなければならない、我々に与えられた人生はほんの僅かしかない。 楽しまなければ、目先のことに囚われて、あっという間に死を迎えるだけだ。

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2011/07/12

読者を楽しませる事はもとより、本人も楽しみながら執筆しているのが良く分かる。時間的には宇宙開闢から現代の最先端まで、サイズ的にはミクロ(より遥かに小さい)からマクロ(宇宙の果て)まで触れ、量・内容とも読み応えあり。しかし本最近まで分からないことだらけだったのですね。いつか全てを知...

読者を楽しませる事はもとより、本人も楽しみながら執筆しているのが良く分かる。時間的には宇宙開闢から現代の最先端まで、サイズ的にはミクロ(より遥かに小さい)からマクロ(宇宙の果て)まで触れ、量・内容とも読み応えあり。しかし本最近まで分からないことだらけだったのですね。いつか全てを知る日が来るのかしら?。

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2011/07/10

総ページ数600ページ超のボリューム.あらゆる自然科学の分野で現在知られていることを知ろうと試み,しかもそれを一般の読者に対してわかりやすく解説することを意図している.そして驚くべきことに,かなりの程度その意図は達成されている.時に辛辣なユーモアを交え,科学者たちのエピソードを織...

総ページ数600ページ超のボリューム.あらゆる自然科学の分野で現在知られていることを知ろうと試み,しかもそれを一般の読者に対してわかりやすく解説することを意図している.そして驚くべきことに,かなりの程度その意図は達成されている.時に辛辣なユーモアを交え,科学者たちのエピソードを織り込みながら,飽きずに読ませるのがすばらしい. 物理,化学,地学分野を主に扱った第一部から第四部まではある程度親しみがあったこともあり,文句なく楽しんだ.残りの第5部と第6部で扱われる,生物の発生から,現在の我々に至る進化の過程は,私が高校生のときに学んだものとずいぶん様相が変わっているような気がした.この数十年に大きく進歩したということなのだろう. この世の中にはまだまだわからないことがたくさんあるという事実を実感し,その多くの謎に挑戦する科学者たちを心から応援したい気持ちにさせられた. 読了には長い時間がかかったが,各節の内容が独立しているので,時間が開いてももそれほど気になることはなかった.

Posted byブクログ