紙魚家崩壊 九つの謎 の商品レビュー
読んだときは煙に巻かれたような気分になったが、振り返ってみると印象深い。特に「蝶」。書かれていないことが多すぎる。いや、書かれていないのに伝わってきたり、勝手に想像してしまうことが多すぎる。ちょっと違うかもしれないけれが、「妙観の刀は、いたく立たず」という徒然草の一節を思い出す。
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九つの謎の短編集。 狂っていくOLの「溶けていく」は好みだった。 けれども、その他はいまいち好きになれなかった。
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ようやく太宰から解放! と思いきや…。 「新釈おとぎばなし」に太宰の影チラつきまくりで…。 太宰の怨念じゃ〜!!!!!
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短編9編。 最初の2作「溶けていく」「紙魚家崩壊」は、北村さんとテイストが違うかなぁ、と思ったけれど(そういえば「盤上の敵」も私にはちょっと…な感じだった。あれと同じ感じ。) その後は楽しめた。 特に好きだったのが、以下2編。 「白い朝」 …娘に子供ができたお母さんがお父さんへ...
短編9編。 最初の2作「溶けていく」「紙魚家崩壊」は、北村さんとテイストが違うかなぁ、と思ったけれど(そういえば「盤上の敵」も私にはちょっと…な感じだった。あれと同じ感じ。) その後は楽しめた。 特に好きだったのが、以下2編。 「白い朝」 …娘に子供ができたお母さんがお父さんへ語り。牛乳屋さんだったお父さんとのなれそめ。 [ベスト]《そうだよ、だってさ、チイねえちゃん、僕ーーーシツレンしたんだもの》 「サイコロ、コロコロ」 …千春さん、出版社でキノコの雑誌担当。初めてのゴールデンウィークで映画を見に行く前に入った喫茶店でのショートショート。 10面体のサイコロの仕事での使い道は、先生が授業で《指す》ため!!! これこれ!北村さん!!いやー良かった。
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北村薫の短編集。綺麗な謎。さらりとしてる。最初のが怖い。探偵さんと互いに恋しあう手持つ助手さんが気になります。
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これも短編集ですが、 語り女たちとは違い、どちらかと言えば「水に眠る」に近い構成です。 タイトル、読める方いますか? 私は読めませんでした(^^;
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9編の短編集です、手軽に読めるのがいいです。最初の短編はかなり面白いと思ったんですが、後へ行くほど尻すぼみな感じで…☆2.5くらいですね。
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最初の話の緩やかに変化していく様も怖かったですが 題名の紙魚家が出てくる話も驚きでした。 まさかそんな理由で…という驚きですw 面白い、というか、登場人物がメルヘンなのに やたらに現実的なのは最後の御伽噺です。 子供の夢を壊してくれるというか、大人の固定観念も壊してくれます。 ...
最初の話の緩やかに変化していく様も怖かったですが 題名の紙魚家が出てくる話も驚きでした。 まさかそんな理由で…という驚きですw 面白い、というか、登場人物がメルヘンなのに やたらに現実的なのは最後の御伽噺です。 子供の夢を壊してくれるというか、大人の固定観念も壊してくれます。 そうと分かっていても、脳内の想像はそれで止まってるので 途中で何度も書かれていても、そこから離れられません。 お薦めはやっぱり最後の話、です♪
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うーん、昔ほど情熱を持って読めない。でも何となく響くものがあるのは刷り込みかなぁ?両手が恋をしてる女性と探偵のお話が好き。
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最近いまいちこの作者の話にのれなくなった。多分古典的ミステリの薀蓄が無いせいだと思う。読んでも忘れてるのよね(言い訳)「白い朝」は好き。
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