刑務所ぐらし の商品レビュー

中野ジロー(著者)

2012/11/05

刑務所の中のお話。ちょっと文章が稚拙かもしれない。実体験が少なく事例をなぞる形式だったので、勉強にはなったが読み物としての面白さはあまりなかったというのが正直な感想。

2011/07/31

Sony Readerにて。

北尾トロの“裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)”のノリだと思い、DL。

取材をもとにして書いた本だと思った。そしたら大違い、経験者の方の体験記。というか指南。

著者自身、「これから行く人向け」と初めに書いているように、確かに今から行く人向け。そして、きっと、書けない範囲のことがいっぱいある中で、書けることを取り上げたのかな、という感じ。そして、この本を、読もうと思う人は、これからかの地へ赴こうとしている人よりも、タイトルから「刑務所」という未知の世界への興味でもって手に取る人々の方が多いんじゃないんだろうか。ドラマでは大いに美化されがちな塀の向こうの世界をまた違った角度から知る機会を与えるものとしては一読の価値はあるかと。

判決が出た場所や、事件を起こした場所と、服役地は必ずしもイコールではないのね・・・。想像してたよりたくさんの人が働いてるのね。お金は必要、ってあるけど、管理はどうするんだろ…。