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理解という名の愛がほしい(2) の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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2021/05/29

【気づき】 他の方も書かれているように小論文講座というより 人と自分の付き合い方の本。 想像以上に人付き合いについて考えさせられた。 第1章連鎖 1連鎖 2生きる実感 3「おわび」の時間 4続・「おわび」の時間 5「通じ合う」という問題解決 6正直のレベルをあげる 7理解...

【気づき】 他の方も書かれているように小論文講座というより 人と自分の付き合い方の本。 想像以上に人付き合いについて考えさせられた。 第1章連鎖 1連鎖 2生きる実感 3「おわび」の時間 4続・「おわび」の時間 5「通じ合う」という問題解決 6正直のレベルをあげる 7理解の言葉を伝えて 8哀しいうそ 9「お願い」の肝 10ブレイクスルーの思考法 第2章本当のことが言えてますか? 11毒 12話をしていておもしろい人 13なぜか饒舌になるとき 14声に宿るもの 15ゴールから架かる橋 16もっと抽象度の高いところで人は選ぶ 第3章人とつながる力 17表現者の味方 18スランプをのり切る 表現者の味方② 19言えなかった「ひと言」 20連鎖2-母の哀しみ 21コンテンツLOVE-連鎖③ 22再会-連鎖④ 23「おとな」というシステム-連鎖⑤ 24独立感覚

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2018/10/11

山田ズーニーさんは、優しい人なんだろうなと思います。どうやら、愛を欲したときに、深く深く考えることができた人。 人に、嘘という毒を吐いたとき、それが些細なものや悪意のないものであっても、相手は何となく見抜き信用できないと感じる。つかなくてもいい嘘。私も、自分に引け目を感じるとき...

山田ズーニーさんは、優しい人なんだろうなと思います。どうやら、愛を欲したときに、深く深く考えることができた人。 人に、嘘という毒を吐いたとき、それが些細なものや悪意のないものであっても、相手は何となく見抜き信用できないと感じる。つかなくてもいい嘘。私も、自分に引け目を感じるときに、嘘をつく。何も言わない方がマシかもしれない。 虐待の連鎖とは、よく言われるが、 相手にストレスをぶつけることも連鎖する。その相手も、弱い相手にストレスをぶつける。溜め込む人だけが割を食う。グチや悪口を垂れ流す人は子どもっぽい。受ける相手がどう思うか考えないからだ。普通は、他人は自分にそんなに興味がないと考える。 ストレスを自分で処理できるようになることが、大人になることである。

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2018/03/08

何だか安心してしまった。 ズーニーさんほどの人でも、こんなに不安になったり悩んだりしているんだって。 だったら私が悩むのは当たり前なんだって。 悩むほどに考え抜くことが必要なんだって。 それが表現することなんだって。 タイトルに”おとなの小論文教室”とついているけれど、コミュニ...

何だか安心してしまった。 ズーニーさんほどの人でも、こんなに不安になったり悩んだりしているんだって。 だったら私が悩むのは当たり前なんだって。 悩むほどに考え抜くことが必要なんだって。 それが表現することなんだって。 タイトルに”おとなの小論文教室”とついているけれど、コミュニケーションの指南書のようでもある。 想いを伝えて、相手と通じ合うことこそ表現の醍醐味。 言うは易し、行うは難し。 その難しさの中に、 避けられない悩みの末に、 そこを通ることで得られるものの 尊さ、面白さ、そして感動があるらしい。 そことは自分の正体を探る道。 極めて魅力的な修行の道のように思えた。

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2018/03/11

2018.2.7 最近どハマりのズーニーさん。決して高飛車ではなく、平易な言葉で語りかけてくれる。言葉に嘘がない。悪意の連鎖の話では、読みながら泣きそうになった。お母さんのことを思うと、自分の母親のことを思い出したりして・・ 読者からのメール紹介が入るのも面白く興味深い。 大人に...

2018.2.7 最近どハマりのズーニーさん。決して高飛車ではなく、平易な言葉で語りかけてくれる。言葉に嘘がない。悪意の連鎖の話では、読みながら泣きそうになった。お母さんのことを思うと、自分の母親のことを思い出したりして・・ 読者からのメール紹介が入るのも面白く興味深い。 大人になること、愛とは、一見壮大なテーマのようで、でもズーニーさんの言葉を聞いてると沁み入るものがある。そうそう、そうなの。と一人共感したり、そうやんなあ。と納得したり。 また少し間を空けて読み返したい本。

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2017/12/07

なんというか、こんなに人に対して期待してないからなのか、人を傷つけてどうこう、という気持ちになってないな、最近。と感じた。思春期ならば、すごく共感しつつ読めただろう。 大人になって、よくも悪くも図々しくなって、生きやすくなったけど、たまには繊細な感覚も思い出すような状況である方が...

なんというか、こんなに人に対して期待してないからなのか、人を傷つけてどうこう、という気持ちになってないな、最近。と感じた。思春期ならば、すごく共感しつつ読めただろう。 大人になって、よくも悪くも図々しくなって、生きやすくなったけど、たまには繊細な感覚も思い出すような状況である方が、生き生きと生きられるのかもしれない。 あ、期待してない、というは決して悪い意味ではなく、相手からのリターンは期待してないってことです。 と、色々考えたけど、結局、小論文教室、という要素は感じられなかった。

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2017/08/19

この人の文章を読むと、 本質ってなんだろうと いつも考えさせられる。 コミュニケーション技術 ビジネステクニック ビジネス書だったり 自己啓発書だったり 安易な自分探しだったり 上辺だけの技術や方法を身につけても それは分不相応な服を着ているのと同じで 自分に向き合え(安易...

この人の文章を読むと、 本質ってなんだろうと いつも考えさせられる。 コミュニケーション技術 ビジネステクニック ビジネス書だったり 自己啓発書だったり 安易な自分探しだったり 上辺だけの技術や方法を身につけても それは分不相応な服を着ているのと同じで 自分に向き合え(安易な自分探しではなく) 反省できる力を養わなければならないなぁとつくづく思い知らされる。 そういったものから目を逸らさない強さを身につけねばと。 河出書房新社 2006年 装幀・装画:南伸坊

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2015/06/21

本書は「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載中のコラムを 単行本としてまとめたものなので、 基本的には既に読んだものばかりなのだけど、 なぜわざわざ購入したかというと、 「連鎖」というコラムが含まれているからだ。 「悪意は連鎖する」という趣旨のこのコラムは 反響が大きく、続編も書かれた。...

本書は「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載中のコラムを 単行本としてまとめたものなので、 基本的には既に読んだものばかりなのだけど、 なぜわざわざ購入したかというと、 「連鎖」というコラムが含まれているからだ。 「悪意は連鎖する」という趣旨のこのコラムは 反響が大きく、続編も書かれた。 初めて読んだときには、PCの前で泣きそうになった。 本音のコトバというものは、 これほどまでに心を打つものなのかと、 半ば呆然としたのを覚えている。 「悪意は連鎖する」。 そう、日々連鎖する悪意の中で、僕たちは生きている。 メンタルヘルスの問題などを持ち出すまでもなく、 一触即発の雰囲気に満ちた 朝の通勤ラッシュの電車に乗るだけでも 十分にそれを感じることができる。 日常のふとした小さなストレス。 それら一つ一つには大した害はない。 しかし、そのような相互に関連のない悪意が少しずつ、 体の中に溜まっていく。 そして時折、それがマグマのように噴出する。 コラムにあるように、悪意は最も弱いものへと集約されていく。 全てのしわ寄せは、組織の、社会の、世界の、そして家族の、 強者から弱者へと、押し付けられる。 社会に出て仕事をしている以上、 一切の悪意からフリーであることはあり得ない。 そんな中で、著者の母親のように「悪意」を受け止め、 その身を挺して「連鎖」を止める人もいる。 本書は本質的にはコミュニケーション論である。 それも、優れた感受性によって書かれた剥き出しのメッセージである。 それだけに、俄かには納得し難い箇所もあるにはある。 それらも含めて、丸ごと受け止めるところから 本書との対話を始めれば、 何かが「広がる」のを感じることができるのだろう。

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2013/09/14

誰かが傷ついている。そこに寄り添い優しげな言葉を掛ける。しかし「不調な人へのアドバイスは容易い」。弱っている者を見下すことができるからだと。一見真当な優しさにべったりとした気持ち悪さを感じる時、そこに自己愛を見ているのだろう。 あと、「自分の内面の欠乏感が深いと、立派なゴールは...

誰かが傷ついている。そこに寄り添い優しげな言葉を掛ける。しかし「不調な人へのアドバイスは容易い」。弱っている者を見下すことができるからだと。一見真当な優しさにべったりとした気持ち悪さを感じる時、そこに自己愛を見ているのだろう。 あと、「自分の内面の欠乏感が深いと、立派なゴールは描けない」と。「私を判って下さい」という欲求に根ざした表現は、理解と赦しを相手に強要する。そこからの脱却のためにはフォーカスする対象を「自分」から「自分の好きな事」にシフトさせる必要があると思う。「自分探し」の中に解答は無い。

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2013/05/30

つるっと一日で読み終わった! ライトな読み応えの中にも、人と関わるときの大事な心がけみたいなものがいっぱい詰まっていた。

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2013/02/09

小論文教室と銘打っているが、小論文やその技術を語る内容ではなく、 それを生み出す人間の頭や心、そんな人間たちの内容の本。 小論文もそうだけど、レポートやプレゼン等を 日常的に行うことで、自分やその心情や考えを表現するにあたって 問われるのはテクニックだけではない。 テクニック...

小論文教室と銘打っているが、小論文やその技術を語る内容ではなく、 それを生み出す人間の頭や心、そんな人間たちの内容の本。 小論文もそうだけど、レポートやプレゼン等を 日常的に行うことで、自分やその心情や考えを表現するにあたって 問われるのはテクニックだけではない。 テクニックを含めた、その根っことなる、自分という人間性が 問われることが多いと思う。 意識しても意識してなくても、人はその人らしさを 何かしらの方法や手段において、どうしても表現してしまう。 同じ日本語でも、同じ小論文でも、同じプレゼンでも、 絶対にそれを行った人間の個性が出てしまう。 そして、その個性は、他者からの愛という名の理解を求めてしまう。 わかってほしい。そもそも、気付いて欲しい。 そこで、できれば、認めてほしい、 そして、欲を言えば、本音を言えば、愛してほしい。 理解して欲しい、できれば、愛というリアクションであってほしい。 そんなことがこの本の主たるテーマだと思う。 そんなことに触れたり、考えたかったりする人は 読んで損をしないと思う。

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