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恋はオフィスで の商品レビュー

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2009/10/04

『隠された甘い果実』―「今夜のパーティには、だれと一緒に行くつもりだい?」上司のジェームズがからかうように尋ねたので、ルーシーは腹が立った。分別くさい秘書に恋人などいるわけがないと思っているのだ。ルーシーはジェームズを見返したくて、罪深いほどハンサムな親友を同伴してパーティに出席...

『隠された甘い果実』―「今夜のパーティには、だれと一緒に行くつもりだい?」上司のジェームズがからかうように尋ねたので、ルーシーは腹が立った。分別くさい秘書に恋人などいるわけがないと思っているのだ。ルーシーはジェームズを見返したくて、罪深いほどハンサムな親友を同伴してパーティに出席した。それを目にしたジェームズは、ルーシーへの独占欲を燃え上がらせる。 『不機嫌な秘書』―父親の頼みで、アシュリンは大企業ハミルトン社の役員を務めるはめになった。ところが、初めての役員会でとんでもない醜態をさらし、若き会長カーター・ハミルトンから辛辣な言葉を浴びせられてしまう。反感をつのらせるアシュリンに、ある日突然カーターから電話があった。有能な秘書がけがのために数週間会社を休むことになったから、できるだけ早く出社して助けてほしいというのだ。 「隠された甘い果実」 ヒーローにとってヒロインは気になる存在だった、ということがけっこう後出し。確かに最初からなにげにちょっかいをかけているんだけど、まるで小学生が気になる女の子をからかっているような感じで笑える。それにカッカッとしているヒロインも。ヒロインのトラウマもうまく生かされている。なによりヒロインの妊娠を知ったときのヒーローの行動が良い。「赤ん坊か……、きっと特別な子供に違いない。ものすごく低い確率をくぐり抜けて、授かった命だからね」、と笑顔。避妊していたにも関わらずの結果なのに自然と喜べるヒーローは確かにヒロインを愛している。 「不機嫌な秘書」 ヒーローの行動が分かりづらい。惹かれているなら素直に行動すればいいものの、なんか不自然。そしてそれを最後の最後の告白シーンで補ってしまうところはジェシカ スティール。そこである程度カタルシスが得られるからいいけど。

Posted byブクログ