飛躍の軌跡・核融合 の商品レビュー
2006年出版。日本の核融合炉研究黎明期に活躍した方々のエピソードが興味深い。現在の状況はwikipedia を参照すると、実用まではまだまだ果てしなく遠いようだ。
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10年ほど前の本。大がかりな実験装置を、諸外国と協同で立ち上げることの大変さとすごさがわかる。核融合技術そのものは難しくて不明。だが、装置立ち上げ時の課題については良く理解できた。特に真空度を出すためにリークを探すことなど、トラブルシューティングに苦労した話は共感するところ多く...
10年ほど前の本。大がかりな実験装置を、諸外国と協同で立ち上げることの大変さとすごさがわかる。核融合技術そのものは難しくて不明。だが、装置立ち上げ時の課題については良く理解できた。特に真空度を出すためにリークを探すことなど、トラブルシューティングに苦労した話は共感するところ多く、参考にもなった。 実験による結果が事実、ということを再認識。これらを集大成し、理論として一般化したものが将来、教科書になるのだろうが、そのころにはさらに新しい事実があり、改訂されている。その指摘にも大きく頷く。実験してデータが出ているのに、理論と合わない、識者の見解と異なる場合に、データをすぐ取り直してしまう。ただ取り直すだけでなく、理論側を疑う視点も持ちたい。これが難しかったりするのだが・・
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