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「ひまわり」落札 の商品レビュー

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2015/08/23
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新宿の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館にあるファン・ゴッホの『ひまわり』を落札したときの話を基にした小説。 会社上層部の思惑と当時の市場経済、美術収集の考え方などをキュレーターでもある著者さんが事実と虚構を入り混ぜて書いているけれど、結局何が言いたいのかわからない中途半端な話でした。 落札までのいきさつを完全にノンフィクションと著者の考えだけでまとめてくれたほうが良かった。 お偉いさんのファン・ゴッホに対する個人的・家庭的な想いだとか、蕃麻里亜なんて名前の男性にベタベタする娼婦のような若いファン・ゴッホ研究家なんて特にいらなかったように思います。 美術品落札の雰囲気は感じられたけど、ただそれだけだったかな。

Posted byブクログ