牙をむく都会(上) の商品レビュー
岡坂新策シリーズの長…
岡坂新策シリーズの長編。スペイン内戦とシベリア抑留をテーマにした冒険ミステリー。
文庫OFF
大きな事とか何も起こらないまま話が進んでいく。 スペイン内戦も、西部劇も何もかもチンプンカンプンなのに、読み進むのが不思議でならない。 後半どんな展開が待っているのか全く想像がつかない。
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行きつけのバーで出会った女は、業界最大手の広告会社の社員だった。彼女の依頼で、現代調査研究所所長・岡坂神策は、映画祭プロジェクトのPRを手がけることに。一方、新聞社が主催するスペイン内戦シンポジウムのコーディネーターも引き受ける。二つの依頼の背後から、戦後史の重大な疑惑が浮上する。広告代理店顧問の白柳はシベリア抑留者。ソ連の映画好きと懇意になる。ドミトリは米国に亡命。ハリウッドの裏の顔役になった。同時期に抑留された門前はソ連のスパイの噂。ソ連の参戦。日本人をシベリア抑留の密約の噂。門前と白柳の記事がゴシップ雑誌にのる。
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主人公のマニアックぶりにびっくり。 映画もスペイン内戦もあまり知らないけれど、それでも楽しく読めた。登場人物たちの腹の探り合いのような会話がとても楽しい
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(上下合わせた感想) 勲章欲しさに戦後ソ連の収容所に囚われた二人が相手を候補から外そうと企む話。 スペイン内戦も映画祭もその道具に過ぎない。スペイン内戦とカーボーイ映画も逢坂が趣味をとことん描きたくて描いたという感じの作品。両方とも興味はないが逢坂のマニアックなオタクくささが出...
(上下合わせた感想) 勲章欲しさに戦後ソ連の収容所に囚われた二人が相手を候補から外そうと企む話。 スペイン内戦も映画祭もその道具に過ぎない。スペイン内戦とカーボーイ映画も逢坂が趣味をとことん描きたくて描いたという感じの作品。両方とも興味はないが逢坂のマニアックなオタクくささが出て、また、変わらずの筆力で最後まで圧倒させられて読み進める。
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