憲法入門 第4版補訂版 の商品レビュー
学説をたくさん並べていない簡潔な記述の入門書。 初めにこれを読んでから、他の大部の基本書に進むと分かりやすいと思う。
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定評のある憲法の入門書です。大学の教科書として指定されていることも多いようで、憲法に関する一通りの内容を概観することができます。 予備校講師による入門書のような親しみやすい語り口ではありませんが、いわゆる基本書に比べるとずっとコンパクトに書かれており、未修者にとっては有益な入門...
定評のある憲法の入門書です。大学の教科書として指定されていることも多いようで、憲法に関する一通りの内容を概観することができます。 予備校講師による入門書のような親しみやすい語り口ではありませんが、いわゆる基本書に比べるとずっとコンパクトに書かれており、未修者にとっては有益な入門書ではないかと思います。
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ポイントを短く端的に言い切ってくれるので、芦部憲法(岩波)よりも理解しやすい。木村草太氏も『憲法の創造力』の中で本書を推薦していた。 憲法の解釈・運用に当たっては、文言ばかりにとらわれてはならず、「憲法の基本原理に反しないもの」であり、かつ「説得力ある理由づけ」を伴っていれば、...
ポイントを短く端的に言い切ってくれるので、芦部憲法(岩波)よりも理解しやすい。木村草太氏も『憲法の創造力』の中で本書を推薦していた。 憲法の解釈・運用に当たっては、文言ばかりにとらわれてはならず、「憲法の基本原理に反しないもの」であり、かつ「説得力ある理由づけ」を伴っていれば、目的論的・弾力的・流動的(柔軟な)解釈を旨とすべしと主張し、憲法の客観的意味が変更される「憲法の変遷」をある程度肯定的に評価する点はいかにも元裁判官らしい。 ・天皇の行為には国事行為と私的行為のほかに「象徴」としての地位に基づく「公的行為」がある。(国会で「お言葉」を述べることなど) ・「憲法9条は裁判規範としての性質をもつ規定ではない」 ・「武力の行使が予測される状況のもとで海外に自衛隊を派遣……することは、憲法の認めるところではないというほかない」 ・公共の福祉についてはシンプルな内在制約説をとる。 ・特別権力関係の例として、公務員の居住地域制限を挙げている。 ・憲法改正の限界として、国民主権の否認、基本的人権保障の廃止、軟性憲法への変更などを挙げている。限界を超えた改正は「その実質において……法的な革命にほかならない」
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大学生の憲法の教科書として典型的な一冊。 日本国憲法って、制定されたんじゃなくて、帝国憲法を改定されたんだって。
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