いまどき中学生白書 の商品レビュー
著者は 現代の子どもの抱える問題の原因を 様々なメディアにあると指摘し、 ゲーム、メール、ネットの使用状況とその心の働きを アンケート調査によって集計し その実態をまとめ考察している。 メディアを一方的に子どもに「悪いもの」とする傾向の見方はあるが、 「たしかに…...
著者は 現代の子どもの抱える問題の原因を 様々なメディアにあると指摘し、 ゲーム、メール、ネットの使用状況とその心の働きを アンケート調査によって集計し その実態をまとめ考察している。 メディアを一方的に子どもに「悪いもの」とする傾向の見方はあるが、 「たしかに…」と考えさせられる問題を突きつけられる。 私たちはメディアに依存していることによって本当のコミュニケーションを忘れていないだろうか。 心の傷はインターネットの世界では癒えることはない。 私たちのメディアに対する付き合いかたを考えさせてくれる。
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中学生とその親を対象にした大規模なアンケートを元に、現在の中学生のメディア依存の実態を、「ゲーム族」・「メール族」・「ネット族」に分けて解説している。また、中学生の全体的な傾向も見出している。アンケートという調査形態のため、メディアとその悪影響との関連性(因果関係ではなく)しか指...
中学生とその親を対象にした大規模なアンケートを元に、現在の中学生のメディア依存の実態を、「ゲーム族」・「メール族」・「ネット族」に分けて解説している。また、中学生の全体的な傾向も見出している。アンケートという調査形態のため、メディアとその悪影響との関連性(因果関係ではなく)しか指摘出来ていない点と、対処法が抽象的で、あまり実践的ではなかったのが残念。
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なかなか興味深い本であった。膨大なデータを元にメディア漬けの現代の若者らが内包する問題を分析しており、その的確さと緻密さは非常に秀逸である。願わくば本書のベースとなった「寝屋川調査」単体でのデータ公表もお願いしたいところだ。
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中学生の友達関係って大変だっていうのはよく聞いてたけど、ホントすごいもんがある。メディアの発達が希薄な友達関係を作ったのか、友達関係に疲れ、メディアに逃げたことにより、メディアが発達したのかどっちなんだろうな。
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