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魔法の決戦 の商品レビュー

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2010/02/01

 銀色のペンダントをにぎりしめ、ドゥルガーはよろいを装着するときの呪文をなんども口にします。でも、ペンダントはまったく反応しません。 「むだだぜ。おれは『すべてのうごきをとめろ』と命令した。だれかが天界のことばで命令しないかぎり、そいつはそのまんまだ」  ドゥルガーは天にむかって...

 銀色のペンダントをにぎりしめ、ドゥルガーはよろいを装着するときの呪文をなんども口にします。でも、ペンダントはまったく反応しません。 「むだだぜ。おれは『すべてのうごきをとめろ』と命令した。だれかが天界のことばで命令しないかぎり、そいつはそのまんまだ」  ドゥルガーは天にむかってさけびました。 「これがなかったら、わたし殺されちゃうよー」  それは悲鳴でした。そのとき、ドゥルガーの首に緑色にかがやく宝玉がかけられたのです。かけたのはヒデマルでした。ヒデマルはドゥルガーの顔をじっと見ました。 「もう戦わなくていいんだ。きみのおとうさんyはおかあさんも、自分のむすめがそんなことをするのは、ねがってないとおもう。ふつうに幸せになってほしいはずだよ。でも、戦いで人を傷つけていれば、ぞの人はけっして幸せになれない。もうやめよう。おとうさんおかあさんのためにも。そしてきみのためにも」 『みんなを幸せにするちっちゃなシュリー』

Posted byブクログ