アルアル島の大事件 の商品レビュー

クリストファー・ムーア(著者),青木純子(訳者)

2009/10/04

ユーモア小説といいきるにはブラックで愚かに過ぎる気がします。だけど鼻で笑ってすましてしまう気にはなれません。頭の中になにか引っかかる。帯のコメントの「イカレてる。でもすごいセンスだ」は適切な表現だと思います。南の孤島「アルアル島」で行われている秘密は、くだらないわおぞましいわ。それだけに一旦解決に進むとタックの大活躍が痛快です。でもこういう事件、実際に起こってそうなだけに素直に笑えなくて･･･。きつめのブラックユーモアが好きな人にはたまらないかもしれません。