「複雑ネットワーク」とは何か の商品レビュー
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notITなネットワーク本。グラフ理論とかそっちの話。スモールワールド/スケールフリーネットワークなどのネットワーク理論の紹介に留まっており、発展性とか未来を感じられる要素は少ない。もう一歩未来を見せてほしかった。
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友だちと呼べる人は何人くらいいますか? 人によって違うでしょうね。友だちの定義の仕方にもよるでしょう。たとえば、電話番号とかメールアドレスを知っている人とか、それぐらいで考えて見ると100人以上という人もいるかもしれません。さあ、その友だちのネットワークを使って世界の人々とつなが...
友だちと呼べる人は何人くらいいますか? 人によって違うでしょうね。友だちの定義の仕方にもよるでしょう。たとえば、電話番号とかメールアドレスを知っている人とか、それぐらいで考えて見ると100人以上という人もいるかもしれません。さあ、その友だちのネットワークを使って世界の人々とつながってみましょう。友だちの友だちは皆友だちとすると、何人くらいたどっていくと世界の人々とつながることができると思いますか。もちろん、電話も自動車もない村などを含めていけば事情は変わるでしょうが、だいたい5,6人たどれば世界中の誰にでも行き着けるのだそうです。それを「スモールワールド」と呼びます。こういうことを数学的に考えている人たちがいます。そしてこのネットワークの考え方を、伝染病だったり、脳の中の神経ネットワークだったり、さらにはうわさや評判の広がり方から商売の仕方にまで応用しようとしている人たちもいます。数学が苦手でも、なんとなく図を見ていると雰囲気がわかります。挑戦してみませんか?
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Wed, 03 Feb 2010 ネットワーク科学の本はバラバシの「新ネットワーク思考」が有名だが 近年急激に研究成果がつみあげられたことで 網羅的に,浅く広く解説する,そして一般の人にも分かりやすい ポップな本があってもいいだろう. 本書はまさにそんな本だ. まさにブルー...
Wed, 03 Feb 2010 ネットワーク科学の本はバラバシの「新ネットワーク思考」が有名だが 近年急激に研究成果がつみあげられたことで 網羅的に,浅く広く解説する,そして一般の人にも分かりやすい ポップな本があってもいいだろう. 本書はまさにそんな本だ. まさにブルーバックス. 著者は 若手の研究者の部類にはいる 先生だが その広範な知識と,かるいユーモアの混ざったような事例は ネットワーク科学を身近なものに感じさせるだろう. 読んでみたら予想よりも良かった一冊!
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ネットワークの複雑さの評価や定義の話がメイン。グラフ理論から始まって、フリースケール性・スモールワールド性などといった今でしらなかった情報がゲットできてよかった。脳科学の話で特に視野のニューラルネットワークが、「側抑制」という具体例で示してくれて、イメージがつかめた。社会科学的に...
ネットワークの複雑さの評価や定義の話がメイン。グラフ理論から始まって、フリースケール性・スモールワールド性などといった今でしらなかった情報がゲットできてよかった。脳科学の話で特に視野のニューラルネットワークが、「側抑制」という具体例で示してくれて、イメージがつかめた。社会科学的にもコミュニティーの形成など、ホモフィリーなどの単純なルールで現実に類似したネットワークが形成できることが具体的に示してくれてわかりやすい。
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わかりやすかった。 複雑ネットワークの導入としてはいい。 数式はほとんど扱わず、説明に終始している。 この本を土台に次の本へ進んでいこうと思っている。
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数式が沢山でわたくしにはちょっと難しいブルーバックス。よく分からなくても読んでいて楽しい部分もあった。人間関係、コンピュータ、SNS、など理解しやすい切り口が豊富。
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ソフトウェアテストでは、全体を考えることが非常に重要で、全体を表現するために、マインドマップやNGTが使われているのですが、自分が描いている絵は、どちらかというと、南方熊楠曼荼羅に近いものです。 言葉で書くと、断片を書いて、それらを小さなまとまりにしてクラスター化し、最後に遠...
ソフトウェアテストでは、全体を考えることが非常に重要で、全体を表現するために、マインドマップやNGTが使われているのですが、自分が描いている絵は、どちらかというと、南方熊楠曼荼羅に近いものです。 言葉で書くと、断片を書いて、それらを小さなまとまりにしてクラスター化し、最後に遠くの断片同士を線で繋ぐ方法です。つまり、ツリーではなく、ネットワークなのです(NGTは実は、ツリーではなくネットワークであることを最近知りました)。 それで、この方法をもっと一般化して、使いやすいものにしたいなぁと常々思っていました。 それには、まずネットワークそのものの構造や、仕組み、性質を知る必要があるだろうということで、この本を読みました。 ★★★ ブルーバックスだけあって、高校生でも十分理解できるように書いてありました。 グラフ理論の入り口の話(一筆書きとか)から始まり、次に、正方格子やカゴメ格子と、木構造、そしてネットワークとの性質の違いが明らかにされます。 ネットワークを理解するためには、 ・ノード間の平均距離(小・大) 例) 世界の全ての人に6人でたどり着ける(平均距離:小) ・クラスター性(大・小・なし) 例) 人々は小さなグループを形成する(クラスター性:大) ・平均次数(小・大) 例) 各人の知り合いは数十人と少ない(平均次数:小) ・次数のばらつき(べき則、指数則、スケールフリー、任意、なし) 例) 知り合いの多い人の数は、べき則に則っている(ばらつき:べき則) ※ 次数とは一つのノードから伸びている枝の数のことです。 を理解する必要があります。ネットワークは括弧内の1番目の性質(つまり例に挙げたとおり)なのですが、例えば、正方格子は、{大、大、小、なし}ですし、木構造は、{小、なし、小、なし}です。 最後に、ネットワークの例として、感染症の拡大の話や、コンピュータウィルスの話し、ミクシィの話、脳のニューラル・ネットワークの話などが載っていました。 ★★★ ということで、すぐに使えるというわけではありませんが、戦わなければならない敵の姿がだいぶ明らかになってきたという感じがしました。 次数が特に高くなるハブに着目して対策を取らないとならないことなども感覚的には分かっていましたが、理論的に明確になりましたし、ネットワーク構造そのものを木構造で近似するのならクラスター性を表現できるようにしてやればよいのかといったこととか。。。 今度は、もう少し専門的な本を読んでみようかなと思いました。
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予想以上に数式が無く,理系にとっては辛いかも。入門書であり,ネットワークがあらゆる学問であることを理解できた。
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ネットワークやインターネット、SNSとしてのtwiter,mixi,facebookを卒論として考える時に避けては通れない基本書である。引用文献とはならないが、具体的なテーマを論理だって考えるための助けになるので、研究テーマを決めるまえにぜひ読むべき本である。
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