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風化水脈 の商品レビュー

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41件のお客様レビュー

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新宿の街と歴史が見え…

新宿の街と歴史が見えてくる。ストーリーも、根底に温かいものが流れていると思った。私自身の職場が大久保ということもあり、特別な思いがある。

文庫OFF

新宿鮫シリーズ第八弾…

新宿鮫シリーズ第八弾。暴力団と中国マフィアのつながりと、鮫島が追う高級車窃盗事件が一つにつながる。やはりハードボイルドは警察が主人公の方がいいと感じた。

文庫OFF

新宿

シリーズ第8作。 新宿という街で起きる過去と未来が渦巻き、緊迫感に満ちた展開、それぞれの生き様が読者を惹きこみます。派手さではない、静かな力を持った作品。ずっと続いてほしいシリーズ。

やま

2024/08/09

新宿鮫シリーズ第8弾「風化水脈」 今回の作品はよりハードボイルドさが強く増している印象を受けた。 時代背景や身辺諸事などは今まで読んできた新宿鮫シリーズと比べそこまでの古くささを感じなくなってきている。第8弾までくるとその辺りの引っ掛かっていた違和感はだいぶなくなってきておりすん...

新宿鮫シリーズ第8弾「風化水脈」 今回の作品はよりハードボイルドさが強く増している印象を受けた。 時代背景や身辺諸事などは今まで読んできた新宿鮫シリーズと比べそこまでの古くささを感じなくなってきている。第8弾までくるとその辺りの引っ掛かっていた違和感はだいぶなくなってきておりすんなりと読めた。 今回の物語の主軸は真壁。一番最初の作品「新宿鮫」に登場した人物で、鮫島が男として一目置いた藤野組の組員。一作目で捕まっており長い務めを終え新宿に戻ってきた真壁が中心に物語は進行されていく。 真壁不在時、藤野組は中国人グループと手を組み共犯で窃盗車の海外転売を行っていた。その組織の中国人グループのボスはかつて真壁と命のやり取りをした因縁の男。真壁に対しての中国人達の復讐報復、それと別件で同時期に発見された40年以上前の1体の死体とが絶妙に絡みあい物語は1本に集結していく。 700頁の大作で前半はあまりの展開の無さに読み進める事にストレスを感じながらだったが、後半は一転してスピード感があがり最高の盛り上がりをみせた。 終着点は予想通りすぎるほどで新鮮味を欠いたが、そのマンネリ感を上回るほど鮫島と真壁の二人の男の相関性が素晴らしく格好よすぎた。この二人の間にある信頼関係に似たお互いへの尊重と高い礼節、お互いが男として認めあっている感じが読み取れ最期は素晴らしい終焉だった。 シリーズ作品なのに途中の5作目6作目7作目をあえて飛ばして今作品を読んでしまったため仙田等の登場人物がどう鮫島と絡んでいたのかよく分からなかった。 やっぱりこういうシリーズ物はシリーズ通して繋がっているものが結構あるのだなと再認識させられた。 今後そうならない為にもこの先は順を追って最新作まで読んでいこうと思っている。

Posted byブクログ

2024/04/20

真壁、自動車窃盗、ミイラ化、過去の殺人、大江、中国人、仙田 いつもながら、それぞれの人物の視点からの思考や行動が、クライマックスにかけて話しが綺麗につな繋がっていくのは、流石 新宿鮫シリーズは、かなり現実に近い地名や史実に基づいて描写されているのが好き 新宿のまわりを散歩す...

真壁、自動車窃盗、ミイラ化、過去の殺人、大江、中国人、仙田 いつもながら、それぞれの人物の視点からの思考や行動が、クライマックスにかけて話しが綺麗につな繋がっていくのは、流石 新宿鮫シリーズは、かなり現実に近い地名や史実に基づいて描写されているのが好き 新宿のまわりを散歩するとそれがよくわかる 歌舞伎町だけでなく、新宿三丁目や百人町、新宿を囲む動脈の明治通り、国道20号、青梅街道など、読みながら実際の場所を思い浮かべてながら読み進められるところがお気に入り 生粋の東京人の特権かもしれないが 本作品は、今までのシリーズと比較して、警察官の考え方、一般的な警察へ抱くイメージを詳細に解説しすぎな感じもした とはいえ、ストーリー、登場人物、時間解決と読みごたえのある良い作品だった

Posted byブクログ

2024/03/04

おもしろかった! 最後の最後まで、どっち?どっちなのっ? ハッピーエンド?アンハッピー? ドキドキしながら読んだ 鮫島が高級車ばかりを狙う窃盗団を追う中で出会った、駐車場管理人の大江。 刑務所から出てきた真壁。 窃盗団の頭領の王。 遠い過去からの出来事がこんな風に事件に絡み合っ...

おもしろかった! 最後の最後まで、どっち?どっちなのっ? ハッピーエンド?アンハッピー? ドキドキしながら読んだ 鮫島が高級車ばかりを狙う窃盗団を追う中で出会った、駐車場管理人の大江。 刑務所から出てきた真壁。 窃盗団の頭領の王。 遠い過去からの出来事がこんな風に事件に絡み合って繋がっていくなんて…おもしろい。面白すぎるっ 真壁の出所を待ち続けた恋人の雪江とその母親のやりとりに、泣かされたなぁ。母と娘っていいなぁ。 ヤクザも中国窃盗団も警察も、それぞれの人生の中心軸に何を置いているか、何を大切にしているかで行動が変わってくるのも面白かったなぁ。 なんだか忙しい日が続いていて、短時間の読書を何回も繰り返しながら読み進めたのだけど、本を開くと、またすぐに物語の世界に戻っていける。それぐらい引き込まれました。 満足の一冊(^^)

Posted byブクログ

2023/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新宿鮫8作目は晶とは微妙な関係を維持しつつ、職場では愛も変わらず一匹狼。今回目につけた山は自動車の窃盗団。鮫の旦那は一人で捜査にあたるわけで、その分、周りをよく観察し、時には大胆な推理をして、獲物に近づいていく。今回の山の裏には、1作目で因縁があるやくざの真壁がからむ。謎の老人・大江さんが腹に抱えている秘密。新宿という街が持つ性質というのだろうか。時代が変わろうともそうそう簡単には変わらない。業のようなものの深さに思いを馳せる。男気を感じる物語だった。

Posted byブクログ

2023/03/29

今までの新宿鮫の中で、一番好きな話です。話は単純は単純ですが、それでも人間関係がしっかり作られているし、村上といい、真壁と王との関係性といい、今までの話の伏線が回収されているし、何と言ってもハッピーエンドなのがよいですね。

Posted byブクログ

2020/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この湧きあがってくる熱い想いは何なんだ!自分が愛し続けるヤクザの男。この男を守りたい、どんな方法をとっても守りたい。最後に行きつく方法は新宿署の鮫島(新宿鮫)。雪絵のプライドは一切ない。ただその男が生きてさえいればそれでいい。過去に中国ヤクザを殺害した真壁、真壁の出所を聞きつけた中国ヤクザが真壁への復讐を計画する。鮫島が中国ヤクザの悪行の1滴を見つけ、捜査により水路となり川になる。鮫島の警官としてのセンスが余すところなく心の琴線に触れた。雪絵の真壁への想いは雪絵の母の想いと相まって力強かった。

Posted byブクログ

2018/04/19

主人公の活動する「新宿」という戦後の混乱(混沌)をそのままにとどめているようにもうかがえる地域、そんな街の時の残滓を浚った物語。中盤あたりに屍蠟化した死体の発見されたところで、その事件背景(真相=犯人)というかその後の展開ついては初心者のミステリ読みでも易く凡の想像のつくものであ...

主人公の活動する「新宿」という戦後の混乱(混沌)をそのままにとどめているようにもうかがえる地域、そんな街の時の残滓を浚った物語。中盤あたりに屍蠟化した死体の発見されたところで、その事件背景(真相=犯人)というかその後の展開ついては初心者のミステリ読みでも易く凡の想像のつくものであったように思う。しかしそんななぞるような物語展開となってしまったものの力ある筆致にひきこまれ、精彩(魅力)が登場人物たちの錯綜する物語世界に最後まで浸ることができた。大沢アニキ・・さすがである。

Posted byブクログ